＊14 ページ17
＊ﾅﾐside
いきなりお店にやってきたのは2人の男の子。先程のお姫様の弟だからだろうか。さすがにかわいい。
今はその双子の元気いっぱいな子が冒険の話が聞けると目をキラキラ輝かせているところだ。
すると、静かめのもう1人の瓜二つの男の子が言った。
ユウ「すいません…。はじめまして。僕はフルーレ・Ｄ・ユウ、こっちが兄のシュンです」
自己紹介を終えるとぺこっと軽く頭を彼は下げた。それに続いて先程まで目をキラキラさせていたシュン君もぺこっと頭を下げた。
ﾙﾌｨ「おう！俺はモンキー・Ｄ・ルフィ！海賊王になる男だ!!」
シュン「!!」
にしし！と笑うルフィに相変わらずシュン君は目を輝かせている。
…そんなに海賊が好きなのだろうか？
けれどこの後から状況は一変する。
堂々と海賊王になる！という宣言をしたルフィを見て目を輝かせていたシュン君はしばらくして決心したように口を結んでユウ君と目を合わせて頷いたあとこちらを見た。
シュン「お前ら、強いのか?!」
国民「!?」
少し焦ったようにいきなり表情を変えて言うシュン君に違和感を覚える。そしていきなり周りの国の人の表情が変わったことも気になる。
ロビンと目を合わせるとロビンも驚いたあと目を細めた。
ﾅﾐ「(…何かある…)」
私がそう考えていると
ﾙﾌｨ「おう！俺達は強いぞ!!」
とルフィが自信満々に言う。それを聞いたシュン君はホッとしたような表情をしたあと、とんでもない言葉を口にした。
シュン「お願いだ!!おれたちのねぇちゃんをこの島から逃がしてくれ！」
そしてユウ君は目を潤ませている。困惑する私たちを他所に2人は目を潤ませて床に手をついた。そして…
一味「!?!?」
「「このとおりだ!!」」
「王子様！」
「おやめください！」
…なんと2人のまだ10歳ぐらいの男の子が床に手をついて頭を床に擦り付けて涙ながらにお願いをしている。
ﾙﾌｨ「お、おいおい！どうしたんだよ！頭上げろよ！」
ﾅﾐ「そうよ、それに私達はあなた達のお姉さんを助けるためにこの国へきたの！」
私の言葉を聞いてか2人が顔を上げる。涙をぽろぽろと流して…。
その王子の顔を見た国民も手を握りしめたり、唇をかんだり、目を潤ませたりしている。
ﾅﾐ「(…一体この国に何が…)」
ﾛﾋﾞﾝ「…とりあえずもう少しお話を聞かせてもらえるかしら？」
ロビンの声に2人の王子様たちは静かにと頷いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 434人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sora(プロフ) - ありがとうございます！！今受験のため更新がこ出来ていなくてごめんなさい(>_<)もう少しお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年2月22日 0時) (
レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - すごい面白くて必死に読んでました！更新楽しみにしてます！ (2019年2月20日 18時) (レス) id: cb802c0a66 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！最近忙しく更新ができていなくて申し訳ないです(>_<)空いている時間に更新を頑張るのでまた読んでくださったら嬉しいです(*^^*) (2019年1月25日 21時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 凄く面白かったです！続き楽しみに待ってます！頑張って下さい！ (2019年1月25日 12時) (レス) id: caa5a8f062 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 夏季さん» 本当に申し訳ありません。そしていつも応援して下さり本当にありがとうございます！ (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハル | 作成日時：2018年12月1日 18時
