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✽ロビンside
森を抜けるとそこには国全体を覆うほどの巨大な桜の木が立っていてそのどこか幻想的な光景に皆目を奪われてしまっていた。
特にチョッパーは故郷を思い出すようで少し目が潤んでいた。
桜を見たあと私達は街へ移動する。
すぐ少し歩いたところに街があった。
すると、すぐいい匂いが漂ってきてお腹を空かせていた皆のお腹が鳴る。
ルフィ「飯の匂いがする!!」
そう言うとルフィはさっそく匂いのする方へ走り出してしまった。
ナミ「あっ、ちょっと!ルフィ!」
ナミが呼び止めるも遅くもうルフィは見えなくなっていた。
ロビン「うふふ、後で合流しましょ」
ため息をつくナミを宥めて辺りを見回す。それにしても自分たちも一応名の知れた海賊だ。変装もしないで忍び込んでよかったのだろうか…。
そんなことを考えていた時…
「あなた達がさっき上陸してきた海賊かしら」
若い落ち着いた雰囲気の女の子が話しかけてくる。見た感じ20歳くらいだろうか…。
ナミ「えぇ、そう。でも私達、戦うつもりは…」
ナミが話しているにも関わらず女の子は嬉しそうな表情をして、ナミの手を取った。
「よかった、来て!歓迎するわ」
驚く一味に目もくれず女の子はニコッと笑った。
ウソップ「おいおい、待ってくれよ。俺達が海賊だと分かってるのに何で歓迎してくれるんだ?」
ウソップの質問に女の子は不思議そうな顔をして言う。
「姫様があなた達は悪い人じゃない、って判断して知らせてくれたからよ」
ロビン「!もしかして、さっきお姫様が吹いていたフルートかしら?」
「そう。さっき姫様が吹いていたのは歓迎の歌よ。だからこの国の人は皆、あなた達を歓迎するわ」
なるほど…。確かに先程のフルートの音はどこまでも響くような音だった。
「そんなことより、妖国に来たら食べて欲しいものがあるの」
とりあえず私達は彼女についていった。
するとそこには…
ルフィ「うんめぇ〜!!おっさん!これおかわり!!」
ナミ「ルフィ!」
「あら?あれが船長さん?先に来てたのね」
ルフィがついている机には大量の空になったお皿がある。
「まぁ、たくさん食べるのね」
ロビン「えぇ。まだこれでも足りないくらいよ」
私が笑いかけると彼女は驚いたような顔をしていた。
それからしばらく楽しい食事が続いた。本当にこの国の人は皆、私たちを歓迎してくれていた…。
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sora(プロフ) - ありがとうございます!!今受験のため更新がこ出来ていなくてごめんなさい(>_<)もう少しお待ちくださると嬉しいです!! (2019年2月22日 0時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - すごい面白くて必死に読んでました!更新楽しみにしてます! (2019年2月20日 18時) (レス) id: cb802c0a66 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!最近忙しく更新ができていなくて申し訳ないです(>_<)空いている時間に更新を頑張るのでまた読んでくださったら嬉しいです(*^^*) (2019年1月25日 21時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 凄く面白かったです!続き楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2019年1月25日 12時) (レス) id: caa5a8f062 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 夏季さん» 本当に申し訳ありません。そしていつも応援して下さり本当にありがとうございます! (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2018年12月1日 18時