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story6 ページ8

『…はじめ…』


…来てくれた。そのことに思わず涙ぐんでしまいそうになる。声が震える。それをこらえて、はじめの背中に抱きついた。


岩泉「うぉ」


はじめは驚きながらも振り返って頭を撫でてくれた。そして、


岩泉「怖かったな。もう安心しろ」


と言って笑ったあと、


岩泉「花巻!松川!頼む!」


と言った。頭にハテナを浮かべていると、


花巻「まかせろ」


松川「A、行くぞ」


いつの間にいたのか後ろから2人が来ポンと肩に手を置いた。


『…はじめは…?』


と聞くと、後で行く!と言って笑った。
私は頷いて、花先輩と松先輩に着いていった。


花巻「怖かったな、大丈夫か?」


松川「間に合って良かったな」


2人は心配そうな顔でこちらを見る。それにコクコクと頷いた。でも、よく頑張った、と言って松先輩が頭を撫でるから、また涙ぐんでしまった。


ぎゅっ


「「!!」」


2人の手を握った。


花巻「〜〜〜っ!もう!見た!?一静!うちの子可愛すぎる!」


松川「あぁ、そうだな」


いつもの花巻劇場が始まったのは無視する…。


そして、校門について幼馴染2人を待つ。


花巻「あ、そうだ。及川はどうした?A?」


なんの事か分からず首をかしげた。


松川「及川にAを迎えに行かせたんだよ」


松先輩の言葉を聞いてそうだったのか、と納得する。でも…


『徹なら会ったけど1年生の子達に囲まれてた…』


と言うと、2人は真顔になって、


花巻「うし、岩泉に連絡しとくか」


松川「あぁ、そうだな」


『?』


そして花先輩がはじめに連絡をして数分後…


『あ…』


岩泉「お!花巻、松川、助かった!ありがとな!」


と言って走ってくるはじめがいた。でも、はじめの手には、ボコボコの徹が掴まれている。


花巻「いや、気にすんな!大事な大事なマネージャーだからな!」


松川「そうだ。俺たちは何もしてねぇよ」


「「それより…」」


2人の視線はボコボコの徹に向けられる。


及川「ぎくっ」


「「ぎく、じゃねえ!なにやってんだ!このバカは!」」


及川「だ、だって女の子達が…!」


その後はいつも通り徹が罵声を浴びることになっていた。

私は…


『…はじめ、ありがと』


と言って微笑んだ。


岩泉「当たり前だ」


はじめは私の頭をまた優しく撫でたあと、


岩泉「及川、なんか奢れよ!」


と、言って歩き出した。


及川「えぇっ!」


徹の声が聞こえる。でも今日は奢って貰おうかな。

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sora(プロフ) - Da.Liさん» コメントありがとうございます!見ていただけてとても嬉しいです( ´ ▽ ` )中々更新が出来ていなくて申し訳ないです!(>_<)少しずつでもどの作品も頑張っていくのでお待ちいただけると嬉しいです!本当にありがとうございます(*´-`) (2020年3月11日 4時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
Da.Li(プロフ) - ハイキューのマネージャーシリーズ全部好きです!いろいろな作品あって大変だと思いますが頑張って欲しいです! (2018年12月8日 9時) (レス) id: 9339fc5d80 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - センラーさん» 本当ですか!とても嬉しいです!コメント、とても励みになります(>_<)頑張って更新しますので暖かい目で見守っていただけたら嬉しいです♪ (2018年8月19日 2時) (レス) id: c6e52773f9 (このIDを非表示/違反報告)
センラー - 微笑ましい光景ですね〜♪こういう小説大好きなんですよ!続き待ってます☆ (2018年8月19日 0時) (レス) id: ab32ce7f46 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - ハニさん» コメントありがとうございます(*^^*)全然更新ができていなくて申し訳ないです…。少しずつでも更新できるよう、頑張ります(*^^*) (2018年8月18日 1時) (レス) id: c6e52773f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2018年1月8日 5時

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