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story5 ページ7

徹とはじめと帰るために廊下を歩く。
だが、3年の教室に行くまでに1年生のフロアを通らなくてはならない。

あまり通りたくはないのだが国見と金田一に会えるかも?という少しの期待を持って1年生のいるフロアを歩く。


『(…入学式だからかなぁ。やっぱりみんなテンション高くなってるんだなぁ…)』


そんなことを思いながらなるべく早歩きで廊下を進む。


…微妙に視線を感じるけれど目が合ったら終わりだと思い視線をしたに向けた。


すると…


「あのっ!先輩のお名前を教えてください!」

「このあと友達と食べに行くんですが先輩も行きませんか!?」

「えっ、先輩は私と行くのよ!」


などと、女子の黄色い悲鳴とともによく知っている間延びした声が聞こえてきた。


「はいはーい!みんな落ち着いて?及川さんはみんなのものだからね!及川さんのために争わないでほしいな!」


その瞬間また女子からの悲鳴が上がる。入学式早々1年生に囲まれている通常運転の徹に少し呆れながら、私は少し耳を塞ぎながら徹の横を通る時にばーか、とこぼした。


徹は置いて帰ろう、と思った時…


ドンッ


『っ、』


下を向いて歩いていたため誰かにぶつかってしまった。

咄嗟に顔を上げて


『…あの、ごめんなさい!』


と口にする。

すると相手の男子生徒は私と目を合わせるなり顔を赤くした。


「…ん?うお!その子誰!?めっちゃかわいいじゃん!」


いきなり彼の隣から声が聞こえてくる。
3人で話して歩いていたのだろう、内の1人が声を上げた。


こういうノリは正直とても苦手だ…。私はぶつかった彼にもう一度頭を下げて横をすり抜けようとした…。


ガシッ


『!?』


「君何組?このあと俺らと遊びに行かない?」


と、もう1人の男子生徒に手を掴まれてしまった。


『…あ、あのっ…!…わたし…!』


言いたい言葉が上手く出ずに手はカタカタと震えてしまう。


…こんなときはいつも2人が駆けつけてくれたけど、今まで頼ってばかりだったからバチが当たったのかな…?


そんなことを考えて、怖さで溢れそうになる涙を止めようとぎゅっと目をつぶった時…


「おい」


『…!』


よく知ってる低く、でもひどく安心する声が聞こえた。


「嫌がってんだろ。早く手ぇ離せ。」


話し方は落ち着いているものの、その声色からは怒りが感じられる。


『…はじめ…』


私の目に大好きな幼馴染が捉えられた瞬間だつた…。

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sora(プロフ) - Da.Liさん» コメントありがとうございます!見ていただけてとても嬉しいです( ´ ▽ ` )中々更新が出来ていなくて申し訳ないです!(>_<)少しずつでもどの作品も頑張っていくのでお待ちいただけると嬉しいです!本当にありがとうございます(*´-`) (2020年3月11日 4時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
Da.Li(プロフ) - ハイキューのマネージャーシリーズ全部好きです!いろいろな作品あって大変だと思いますが頑張って欲しいです! (2018年12月8日 9時) (レス) id: 9339fc5d80 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - センラーさん» 本当ですか!とても嬉しいです!コメント、とても励みになります(>_<)頑張って更新しますので暖かい目で見守っていただけたら嬉しいです♪ (2018年8月19日 2時) (レス) id: c6e52773f9 (このIDを非表示/違反報告)
センラー - 微笑ましい光景ですね〜♪こういう小説大好きなんですよ!続き待ってます☆ (2018年8月19日 0時) (レス) id: ab32ce7f46 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - ハニさん» コメントありがとうございます(*^^*)全然更新ができていなくて申し訳ないです…。少しずつでも更新できるよう、頑張ります(*^^*) (2018年8月18日 1時) (レス) id: c6e52773f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2018年1月8日 5時

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