▽ラッキー7 ページ10
カラ松side
｢急だったから水着ないんだよね。買い物付き合って！｣
…嘘だろ。
正直、この発言にオレは同動揺を隠せなかった。
女友達なら分かる。彼氏なら分かる。
…相手はこのオレだぞ？
普通、オレと水着なんか買いに行くか？
…してはいけないと分かっていても、期待を抱いてしまう。
Aは、他の奴にもこんな感じなのだろうか。
少し心配だ。
勿論、オレの気持ちをAが理解してくれるはずもなく、水着売り場に連れてこられた。
しかし、男が誰もいない。
カラ松girlsたちの視線がオレに突き刺さるが、今日ばかりは相手などしてられない。
本当に恥ずかしい。
そんな時、一つ目に付いた水着があった。
「…青色。」
オレと同じ色だ。
そして、オレはふと思た。
____Aがオレの色の水着を着るなんて最高じゃないか。
そう考えていた
無意識は怖いな。
｢…これ？｣
｢あぁ。｣
｢カラ松は、これでいいと思う？｣
｢勿論だ。青だし、すごくセクシーで、Aに似合うと思うぞ。｣
もしかして、気に入らなかったか？
そんなオレの考えとは裏腹に、Aは想像もしてなかった言葉を口にした。
｢ふ〜ん…。
じゃあ、これでいいや！｣
…え？人の意見だけで決めてしまっていいのか？
｢そんな簡単に選んで…。｣
｢え？そのために来てもらったんだよ？
ありがとね、カラ松！」
そう大きな目を細めて
…オレ色の水着、オレが選んだ水着……。
それをAが着る。
お金も払えば、“オレがAのために買った水着”となる。
“払いたい”と言い続けたオレは
けど、Aが着る水着くらい買ってあげたかった。
言うまでもなく、財布は空っぽになってしまったが。
「…ありがとう。」
そう…この笑顔だ。
その笑顔がオレを
あぁ…本当に好きだなぁ…。
明日、Aはこれを着て海に来る。
これ以上に楽しみなことはない。
オレは、Aを家まで送った後、家に帰ってお風呂に入り、布団に入った。
「ははっ…。つくづくオレは独占欲が強いな…。」
これ以上考えると辛くなる。
オレはその後、すぐ眠りについた。
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みかん(プロフ) - ｼｮﾎﾞﾝさん» ずっと前から…！！ めっちゃ心にグッときましたぁぁっ！！ ありがとうございます！ 頑張りますねっ (2017年6月4日 8時) (
レス) id: 4a90b9c000 (このIDを非表示/違反報告)
ｼｮﾎﾞﾝ - ずっと前から応援してます!!らぶです!!更新頑張って下さいね(`・ω・´) (2017年6月3日 23時) (レス) id: 4207e65018 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 菘さん» んんんっっありがとう！ (2017年5月6日 16時) (レス) id: 4a90b9c000 (このIDを非表示/違反報告)
菘(プロフ) - みかんさん» みかんちゃん!赤星おめでとう！これからも更新頑張ってね♪ (2017年5月6日 9時) (レス) id: 9089b3a945 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - あずまさん» 出来たんですよぉぉ！ 今隣にいます←← 頑張りますねっ (2017年4月30日 14時) (レス) id: 4a90b9c000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2016年9月27日 18時
