【おそ松さん】ラ ッ キ ー ス ケ ベ【おそ松】【学生松】

▽ラッキー13 ページ19

｢それじゃ、着替え終わったら更衣室の前集合ね！
特におそ松、1人で勝手に行かないでねー？｣






｢なんで俺だけ！？行かないって！！｣



｢それだけ呆れられてるってことだよ、おそ松兄さん。さ、行くよ。｣



｢はぁ！？納得いかねぇよ！ちょっ、離せよチョロ松！｣





そんなやりとりを無視し、私とトト子は女子更衣室に入った。









｢ほんとおそ松くんってうるさいわね。｣


｢だねー。それに比べてカラ松は本当に優しいよね。｣


｢そうね。A、カラ松くんにしたらどうかしら？｣


｢ん？何が？｣


｢彼氏よ、彼氏。｣


｢はい！？｣




トト子の爆弾発言に驚きが隠せなくなった私は、思わず服を脱いでいた手を止める。







｢どうかした？｣





いたってトト子は冷静だ。

しかも、完全に自分が正しい、何か言いたい事でもある？というような顔をしている。




こういう時のトト子には逆らえない。





｢いや…カラ松は友達としか見てないよ。大事な幼馴染み、かな…？｣



｢何が幼馴染みよ。それは綺麗事よ？
それに、昔は好きだったでしょ？｣


｢うっ…それは…。｣





トト子の言う通り、確かに昔は好きだった。

好きになってよかったと思ってる。


…けど、今と昔の好きは何かが違う。


初恋がカラ松で、他に恋愛なんてしてこなかったからその意味は分からないけど、本当に何かが違うのだ。







｢でも、なんで付き合わなかったのよ。両想いだったはずでしょ？
まさか、今もカラ松くんはAのこと好きだったりしてねー！｣




あははと笑うトト子は可愛いが、冗談に聞こえる冗談を言ってほしい。







｢…そうだったらいいね。｣



私はそう思ってもいないことを適当に返した。









｢てか、Aの水着すっごい可愛い！！
似合ってるし、胸大きいし！！｣


｢うん、胸は関係ないよ。ありがとうね。
トト子も似合ってるよ。
それに…この水着は、カラ松が買ってくれたの。｣


｢本当！？やっぱりAのことまだ好きなのよ〜！｣







それじゃ行きましょ！と言うトト子に、カラ松のことは特に触れず、“うん"とだけ返して、集合場所である更衣室の外に出た。









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_____好きの違い、分かったらいいな。

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