貴楽「「貴方/お前が兄貴だなんて、絶対認めません/ないアル!!!!」」沖神「「こっちの台詞でさァ/だヨ」」

121話　遊呼 ページ31

やがて、父親も母親の病気に感染していたらしく……



父親もこの世を去った。



その時、私は３歳だった。



義理の母親の名前は遊呼(ゆうこ)。



４歳の時、遊呼さんとミツバ姉は、



総悟兄と私のどっちを引き取るかで話し合った。



ミツバ姉は私と総悟兄と３人で暮らすと言った。



でも、遊呼さんは認めなかった。



私だけでも引き取ると言った。



「私は父親(あの人)と結婚しているのだから、１人でも引き取るのは良いだろ？」



とミツバ姉を無理矢理説得させた。



話し合いの次の日には、遊呼さんの家で住むことになった。



それが、地獄の始まりだった。

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