結婚反対！！！！【御影玲王】

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『あっ……玲王、えっとその、優勝おめでとう』













玲王｢……………おう｣













それ以降何も言ってこないため、足早にその場を去った。














『(やっぱり顔見ると、好きって再確認しちゃう)』












風呂から上がったあと、部屋で漫画を読んでいるとノックがきこえた。














『………どうしたの？』












玲王｢お前明日、空けとけよ｣















『ごめん、もう予定入れちゃった。』















玲王｢は？お前返事のこと忘れてんのか｣















『あ、それ今していい？』





『ごめんね、やっぱ玲王のこと好きになれないや』










涙が溢れそうになるのをバレないように俯いた。













少し玲王が顔を歪めた後、








玲王｢……………期間は明日が最後だろ、明日の夜聞いてやるよ｣













そう言って部屋から出てった。

















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翌日14:00にAは目覚めた。










なんやかんや支度をしているうちに時間が迫ってきて、






グロスを付ければ完成、というところまできたとき、











玲王｢お前、こんな時間から行くのかよ｣













『………玲王には関係ないでしょ』















玲王｢蒼央先輩か｣














『誰だっていいじゃん』



















玲王｢よくねえ｣









そう言うと玲王はAに強引にキスをした。











『ちょ、れお、っん』












舌をねじ込んできて、Aの口内を犯した。








必死に抵抗してやっと離れたかと思えば、







玲王は苦しそうに、悲しく顔を歪めていた。













『さいっ、てい。玲王なんか嫌い』














そう言って家を出た。




今のが嫌じゃなかった自分が、確かにそこにいた。



















待ち合わせ時間まであと15分。





そこで気づく









『あーあ、グロスつけ忘れちゃったじゃん』



















『玲王のバカ』










静かに呟いたその声は






街の騒音にもみ消された。

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