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Nくんノロウイルス6 ページ34

北山side

仕事を終え、コンビニでスポドリやゼリーなど買って帰宅した。

北『ただいまー…』

2人いるはずなのにすごいシンとしている


荷物を置き、手を洗い、念の為にマスクをしてニカの部屋へ向かった。


トントン

北『…ただいまぁ』

横『あ、おかえり…』

北『何してんの…』

部屋に入るとベッドの上で2人が抱き合っていた。

横『ミツ助けて…』

は？

北『…てかなんか臭くね？…吐いた？』

横『ゴミ袋そこ…』

指さされた方を見ると明らかに匂いの原因の袋が置いてあった。

北『捨てろよ』

横『動けないんだって。助けてよミツぅ』

北『それは無理。ゴミ捨ててくるわ』

横『ミツぅ』


横尾さんを無視し、部屋を出た。



ニカ部屋で吐いちゃったかー…

消毒とかしてんのかな

ゴミ袋はそのままだったけど…

てかくっせー！

よく耐えれんな横尾さん笑





ガチャ

横『ミツぅ』

北『窓開けて換気した方がいいんじゃない？』

横『…ミツ開けて』



北『はー、風が気持ちいいわ。5分後また来るね』

横『えっミツぅここにいてよぉ』

北『なんでよ』

横『話そ』

…しょうがない。

聞きたいこともあったしいっか。

俺が床に腰を下ろすと横尾さんは嬉しそうな顔をした。

北『じゃあ質問。なんでそうなったの』

横『えっとー…』


横尾さん結構苦労したんだな

北『ニカが泣くなんて珍しい。』

横『だよな。よっぽど辛かったんだと思う。』


北『…手伝ってやるからベッドに寝かそ』

横『ありがとう〜泣』

横尾さんが疲れてるからじゃないよ！
ニカがこの体制じゃ辛いんじゃないかと思ったからだから！


北『ふぅ。よし、窓も閉めるか』

横『ミツありがとぉ』

北『横尾さんのためじゃないし…』

横『あははっ』







２日後、ニカは無事に復活した。

二『横尾さん色々ありがと！』

横『ミツにも言いな』

二『ミツ？』

北『いや、俺は何もしてねぇから』

二『？』

横『そう言うと思った。笑』


いやほんと俺は何もしてねぇよ。

横尾さんお疲れ様。


終

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