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Tくんの胃腸炎7 ページ14

藤ヶ谷side

家に帰りしばらくして、北山が上に行ったかと思うと渉も上に行ってしまった。


藤『俺も行こーっと』


上に上がると2人は廊下にいた。

藤『あれ。玉といないの？何してるの？』

横尾『俺はトイレ消毒してた。そしたら北山も消毒しとうとして出てきたんだって。』

藤『消毒…玉吐いちゃった？』

北『まあな。藤ヶ谷もこまめに消毒しろよー』

藤『うん。で、その玉は？』

北『寝てる。』


寝てるのかー…


藤『起きるまで俺玉のとこいるわ。北山少し休んで。』

北『じゃ、遠慮なく。』

横『俺もいるよ。』

藤『いいの？』

横『1人じゃ不安でしょ？』

よくわかってらっしゃる。笑

藤『え、そんなことないけど』

素直じゃない俺。

横『ははっいいよいるよ。』

見透かされてる。

長年一緒にいるだけあるよね。


北『じゃお二人さんに頼んだわ。ちょっくら寝させてもらうねん。』

横『ごゆっくり〜』

藤『おぅ。』



北山は自室に。

俺らは玉の部屋に入った。




玉『ｽｰ……zzz』

寝ている玉の前髪を整える。

すると触れたおでこが熱い気がした。

藤『ねぇわた、玉って熱出てたっけ？』

横『いや、局にいる時はなかったと思うけど…熱ある？』

藤『だよね…なんか熱い気がして…』


どれどれ、と渉もおでこに触れる。

横『…熱い。』

藤『やっぱり…』

横『冷えピタ持ってくるわ』

藤『よろしく』



やっぱり渉がいてくれてよかった。



玉…吐き気あって腹痛もあるのにさらに熱もか…

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