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痛いの痛いの飛んでいけ ページ2

二階堂side

今日は千賀とオフが被ったから一緒に出掛ける予定だった。


なのに千賀が朝から腹痛が酷いらしくて、ずっと苦しんでいる。


千『ﾊｧ…ﾊｧ……にか、ごめん…』

二『俺は大丈夫だから。…痛いの痛いの飛んでけー…』

どっか知らないやつに…ごめんなさいだけど…飛んでって！



千『ﾊｧ……ﾊｧ…』

二『ダメか…病院行く？』

千『ﾊｧ…動けない…』

二『そうだよね…』

どうしよう…

千『ごめんね…困らせちゃって…迷惑かけまくってるね…』

二『もー、謝んないで。俺は平気だから。』

千『うん……ｯ』

千賀が急にフラフラっと立ち上がった。

二『ちょ…どうした？』

千『…トイレ』

あ！トイレか！そっか！

二『連れてく。びっくりするから急に立ちあがんなよ〜。何でも言って？』

千『ごめん…』



トイレに連れていくとガチャと鍵を閉められた。


えーー！

鍵閉めるー？

いや、恥ずかしいのは分かるけど鍵閉めなくてもよくない！？

まぁ…でも千賀だし。

あいつ女々しいから。



そんなことを考えてるとドアの向こう側から荒い息遣いが聞こえてきた。

千『ﾊｧｯ…ﾊｧｯ……ｳｯ…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…』


えっもしかして吐いてる？

二『千賀？大丈夫？』

千『…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ……ﾊｧｯ…』

もー！千賀が鍵閉めるから何も出来ないじゃん…



何も出来ないまま壁にもたれかかって待っているとガチャと千賀が出てきた。

二『大丈夫？吐いちゃった？』

千『ん…』

二『水で口ゆすぎな。』

千『うん…』


なんかますます元気なくなってね？

吐いたから少しは楽になったかななんて思ったけど…


二『千賀、病院行こ？』

優しく喋りかけてみれば

千『…うん』

よかった。



一応ミツに報告しておこう。

二「千賀病院に連れてく」



ピコン

北「よろしく。」

返信は遅くなるだろうと思ってたからびっくり。




よし、ニカちゃん運転頑張るよ〜

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