今日も今日とて推しが尊い！！！

・ ページ37

・

医務室。



新野「あ〜〜、ぎっくり腰ですね。これ.....」


A「ですよねぇ......」


雷蔵「ぎっくり腰って、子供でもなるんですか？」


新野「なるんですよ。なにかの反動とかで。なにかしたんですか？」


A「調子乗って、くそ重いものを勢いつけて持った.....したら、グギッて音した.....」


新野「原因はそれです。まったく、無理をしないでください。暫くは、絶対安静です」


A「ぅあ〜〜い.....」


ズッキンズッキン言ってる。


まじいてぇ.....

何年ぶりだろ。


俺が前世の.....ああ、二十歳の時だ。

くしゃみして、ギックリったんだ。


マジ痛い。


精神年齢のせいで、おっさん化が進む、進む。

最近、身体がガタついてきてさ....いやぁ、老化って怖いね。



A「老化現象って、怖いですねぇ......」


新野「何言ってるんですか。まだ子供でしょう」


A「はへへ.....ギックリ、何日くらいで治る？」


新野「うーん。若いから....一週間くらいですかね。一週間は、みんなに面倒を見てもらってください。雷蔵君、A君をお願いします」


雷蔵「はい、お任せ下さい！」


A「すみませぇん.....」


雷蔵「いいよ。困った時はお互い様だからね」


雷蔵、イケメン。



A「しゅき......」


雷蔵「ありがとう。取り敢えず、今日は五年長屋ね」


A「ふぁい.....」




今日から一週間。

みんなから、甲斐甲斐しく世話されることを、この時の俺は知る由もない。

・→←ぎっくり腰だと.....？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す