今日も今日とて推しが尊い！！

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次の日の朝。



みんながドンパチやりそうな中、俺は一人、村を出て、土手のような場所に向かった。


そう、雑渡昆奈門と諸泉尊奈門がお茶を飲んでいた場所だ。



A「.....」


ま、時間が時間だし、まだ居ねぇか。



ﾊﾞｧｧｧﾝ!!


A「うおっ」


びっくりしたぁ.....


始まったか。



A「もう、帰るに帰れねぇよな」


さて、どうするか。



雑渡「君、なんでここに居るの？」


A「！！っ！！」


背後から、森久保祥太〇の声が聞こえた。


その瞬間、俺は懐から忍刀を取りだし、振りかぶって距離をとった。



A「っ、くっ.....」


ビリッと右腕に、雷が走ったような痛みを感じた。


やべ、抜糸してねぇんだった。

痛ってぇ....


雑渡「うちの弓兵にやられた傷、開いたんだ」


A「！っ.....」


諸泉「っ、はっ！」


A「っ！っ、はっ！！」


上から降ってきた諸泉尊奈門の刀を受止め、腹を蹴り飛ばした。


諸泉「カハッ」


吹っ飛んでいきました。


推しを蹴るとかまじで心が痛い。

けど、我慢や我慢。


A「ふぅ.....俺に何か用ですか」


雑渡「いや？君は面白いなって」


A「？」


何言ってんの？

俺が面白い？この人大丈夫かよ。


雑渡「まあいいや。そろそろ戻った方がいい。その傷、ほっとくと倒れるよ」


A「は？うわ.....」


忍装束に血が染みてきていた。

やばぁ....えぐい。


A「....失礼します」


俺は走って、村に戻った。



雑渡「尊奈門、生きてる？」


諸泉「蹴り、重かった.....」


雑渡「あはは、本当に面白い子だねぇ」


ふぅーと息を吹きかけ、風車を回した。


雑渡「また会いたいね」


諸泉「組頭だけですよ。それ」


雑渡「そーね」

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