平凡な四年生 2！

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三郎「A」


A「なんですか？」


くるっと鉢屋先輩の方を向いた。


三郎「ん.....」


A「うひっ！？」


膝立ちした鉢屋先輩に抱きしめられた。


三郎「興味が好意に変わった」


A「？はぁ....」


三郎「変人で、平凡が好きなお前が、愛しくて仕方ない」


A「！！」


何かを訴えかけてるかのように.....

苦しそうに、そう言った。


三郎「大好きだ.....愛してる.....」


A「！....俺、は....最初は、嫌いでした」


三郎「ははっ、そうか」


A「け、ど....今は、嫌いじゃないです」


取り敢えず、今の本音を伝えた。


三郎「そうか......」


A「鉢屋先輩は、次節悲しそうな顔をする。なぜ？」


三郎「俺は、素顔を見られるのが怖い」


A「......」


誰かに変装して生きる。

怖がりな鉢屋先輩の最善の手だったのかな.....


三郎「なあ、俺が素顔を晒したら、みんな離れていくのか.....？」


A「離れないですよ。少なくとも、僕はね。多分、他の人たちもです。どんな顔だろうと、皆、あなたの味方です」


三郎「！そうか......」


天才もたまには、弱くなるんだな.....


それと....


A「あんた、すっげぇ大事な話してんのに、当たってるんですが」


股に。硬いものが！！


三郎「すまない。お前を見てたら、な......」


A「はぁ.....厠へどうぞ」


三郎「断る」


A「はぁ？....ぬわっ！？」





ドサッと床に押し倒された。

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