平凡な四年生 2！

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〜五年長屋〜


A「......」


丸くなって座った。

俺は、不破先輩と久々知先輩の間。


兵助「ふふ......」


A「？なんすか？」


急に笑いだしたぞこの人。大丈夫か？


兵助「いや、かわいいなって」


A「？なにが」


兵助「無意識か〜。なんでもないよ」


A「.....」


ぽんぽんと頭を撫でられた。


実はA。ぺたんと女の子座りをしているのです。


雷蔵「はい、A。お茶とお菓子」


A「ありがとうございます」


お茶を受け取り、ズズッと啜った。


A「っ、ふぅ......」


お茶うめぇ.....


三郎「A」


A「？」


三郎「お前にいくつか質問していいか？」


A「？はぁ....どうぞ」


三郎「食べ物の好き嫌いは？」


A「鹿の大和煮が好きで、嫌いなものか.....と.....」


あ、やべ。ここに豆腐狂がいるの忘れてた。

豆腐って言ったら、確実にやべぇことになる。


兵助「と？」


とがつく、嫌いな食べ物。とがつく、嫌いな食べ物.....あ！！


A「と、トマトが、好きじゃないです......」


やっと絞り出したのがこれです。

別に嫌いじゃないけど.....


竹谷「トマトが嫌いなのか〜」


A「そうっ、すね.....」


ヤバい。さっきっから、久々知先輩の視線が痛い。めっちゃ痛い。

すげぇ刺さる。


三郎「じゃあ、次の質問な」


A「っす」

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