平凡な四年生 2！

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A「どの辺行く？」


律「あっち！！」


A「あいよ」


しっかし、三歳ってすげぇな。

このくそ暑い中、めちゃくちゃ元気だし.....


律「わー！すごいーー！！」


少し、森っぽいところに着いた。


A「あ、こら、りつ！！走るな！！」


興奮した律が走り出してしまった。


A「律！！危ないから！！おい、こら！！」


三歳、足はやっ！！


律「わ、ぶっ！！」


？？「？」


A「わーー！！！りつーー！！！」


律が誰かにぶつかって尻もちを着いた。


A「り、りり、律、大丈夫か？」


律「うん....だいじょぶ.....」


A「はぁ〜....良かった〜。危ないだろ？急に走ったら」


律「ごめ、なさい.....」


A「ったく.....すみません。うちの弟がぶつかってしまって.....」


？？「いえ、だいじょ......黒田？」


A「？....げ.....」


尾浜「あ、Aだ〜」


A「尾浜先輩、久々知、先輩......」


兵助「A、弟いたのか.....」


A「そっすね」


弟がぶつかったのは久々知先輩。

五いの二人が登場です。


律「......」


A「？」


俺の後ろに隠れて、ぎゅーっと俺の袴を握る律。

かわいい。


尾浜「Aの弟可愛いね！なんて名前なのー？」


尾浜先輩がしゃがんで律に聞いた。


律「くろだ、りつ....さんさい」


尾浜「律っていうんだね！俺は、尾浜勘右衛門！勘ちゃんって呼んでね！」


律「かんちゃん......」


兵助「俺は、久々知兵助。よろしく」


律「へーしゅけ」


A「.......」


なんか、面白い光景だなぁ.......


あ〜、早く帰りたーい......


律「にーちゃん！！」


A「ん？」


律「かんちゃんたち、おもしろいね！！」


A「お、おう」


兵助「あ、そうだ。聞こうと思ってたんだけど、四年は組って武闘大会、誰が出るの？」


尾浜「やっぱり鈴丸？」


A「.....鈴丸ですね」


兵助「やっぱそうだよね......」


A「そっちは？」


尾浜「兵助だよ」


まあ、ですよね。


兵助「鈴丸、力強いんだよなぁ......」


尾浜「根負けしないようにね〜」


兵助「わかってる」

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