平凡な四年生 2！

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「もそ.....」


A「？」


なにか声が聞こえ、顔を上げた。


A「！.....中在家、先輩.....」


長次「見つけた.....おいで」


A「......」


立ち上がって、穴から出た。


A「......」


長次「土埃......」


A「ん、む.....」


手拭いで、頭とか頬とかを拭かれた。


長次「怪我は.....血が出てる」


A「！」


手の甲を握られた。


長次「涙の跡......小平太が、すまない.....」


A「.......」


長次「お疲れ様.....」


A「！！」


中在家先輩に抱きしめられ、頭を撫でられた。


A「っ.....」


中在家先輩にぎゅうっとしがみついた。


長次「もう大丈夫だ.....」


A「っ、ふ、ぇ.....っうぅっ.....」


紐がぷつんと切れたように涙が溢れ出した。


長次「もそ......」


A「っ、うぇっ、ふ、うぅ....っ、う〜〜っっ.....」


中在家先輩は、静かに俺の頭を撫でてくれた。







長次「寝てしまったか.......」


A「すぅ......」


目に涙を貯めたまま、すやすやと眠るA。


長次「確か、伊作が......」


慣れない事をやりすぎると、熱を出すから気をつけ無いとと言っていた......


長次「体調、崩さないように......」


寝てしまったAを抱え、伊作の部屋に向かった。

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