平凡な四年生 2！

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第三試合、三郎次ｖｓ久々知先輩。まあ、久々知先輩の勝ちだわな。

第四試合、七松先輩ｖｓ潮江先輩。七松先輩のゴリ押しで七松先輩の勝利。


続いて、準決勝。俺は、四年ろ組の田村三木ヱ門と対戦だ。


田村「よろしくお願いします」


A「よろしくお願いします」


やべぇな。負けっかもしんねぇ.....俺が使う錫杖は長物。

田村が使うものは、袋槍。同じく長物。

ちと、相性が悪いか......


春馬「よーい....始め！！」


田村「っは！！」


A「ぅおっ！！」


バチンッと錫杖からやべぇ音が聞こえた。


A「痛った.....」


振動やばい。ジンジンしてる......


田村「よそ見するな！！」


A「うわっ！くっ、っ〜〜っっ！！」


一つ一つの攻撃が速い。

ダメだ。防ぐので精一杯だ。


A「ﾁｯ......」


一旦、三木ヱ門から離れた。


A「はぁ....あんま使いたくないんだけど.....背に腹は変えられないか.....」


頭痛くなるから、あまり使いたくない。


A「ふぅ.....」


田村「なんだ？」


一度静かに目を閉じて、バチンッと開いた。


田村「！目の色が....かわっ、た....？」


真っ黒なAの目が、少しだけ、ほんの少しだけ、灰色になったような.....


A「はっ！！ふっ！」


田村「っ！！くっ！！」


形勢逆転。


三木ヱ門の繰り出す攻撃を全て読まれていたかのように避けられ、攻撃を受ける。


A「はっ！！」


田村「い"っ！！！」


錫杖の先で、田村の脛をぶっ叩いた。


A「ははっ、弁慶の泣き所ってね！！」


しゃがんだ田村の首に錫杖を突き付けた。


A「これでどうよ」


田村「っ......」


春馬「！勝者、黒田A！！決勝進出！！」


A「うぇーーい！！」


決勝、七松先輩だ。

終わった。

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