同じクラスにはモテ男共がいる

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竹谷「混んでんなぁ.....」


A「俺ら乗れる？」


楓「大丈夫だよ。ほら、乗るよ」


休日ということもあり、混んでいる電車。

大変です。


とりあえず電車の中には乗れた。


A「せま」


楓「せまいね」


尾浜「ギュウギュウ」


七人固まってるけど、押しつぶされそう。


A「っと......」


三郎「っと、大丈夫か？」


人に押され、バランスを崩したのを三郎に抱きとめられた。


A「おう、悪い、ありがとう」


三郎「ああ」


キッついな.....


A「楓、あと何駅で......！！」


楓「っ......」


楓が下を向いて、何かを堪えるようにカバンの紐を握ってる。


楓の背後に目を向けた。


おっさんが居た。


楓が、されてる......


A「あいつ！！」


三郎「ちょ、あんま動くなって！」


尾浜「なにして.....！」


A「楓、平気か？」


楓「A！」


楓とおっさんの間に入った。


おっさんが舌打ちしたのがわかった。


雷蔵「一回降りようか？」


楓「ごめん、ありがとう」


兵助「大丈夫だ」


みんな、楓を守るように立ってくれた。


A「なんで俺も？」


竹谷「いや、お前もあれだし......」


A「あれってなんだよ」


竹谷「いや、べつに」



なんなんだ、こいつ。

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