ボッチくんの奮闘

六年い組と？ ページ36

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六年い組の部屋。



立花「帰ったぞ」


A「お、おじゃ.......」


潮江「ああ......！」


A「ひぇ.......」


な、なんでっ、潮江先輩がいるのっ......


そうだ、潮江先輩、立花先輩と同室だった.......


うあ、ぁ.....忘れて、た......


A「っ......」


中に入ろうとしてた足が止まった。


立花「大丈夫か？」


A「あ、ぅ.......す、すみ、ませ.......」


潮江「ああ、独か」


A「っ！す、すす、すみ、ませ.....お、じ、じゃま、しちゃっ、て......」


潮江「ああ、大丈夫だ。それと、この間はすまなかったな」


A「フルフル......ぼ、ぼくがっ、わる、かっ、たから.....」


潮江「.....とりあえず中に入れ」


A「しっ、しつ、ししつ、れいしま、す......」


立花「どうぞ」


A「ビクッ」


立花先輩に軽く背中を押されながら、部屋の中に入った。


A「........」


立花「......」


潮江「......」


な、なんで、丸くなって座るの......？

より緊張感が増すんだけど......


立花「文次郎、茶を入れてくれ」


潮江「はいはい」


A「あ、ああ、あのっ！ぼっ、ぼくが.....せんぱい、がたの....手を煩わせる、わけには.....」


立花「それを言うなら、お前は客人だ。客人に茶を入れさせるほど、私たちは落ちぶれてないぞ？」


A「！」



ふわりと笑って、僕の頭をそっと撫でてくれた。


やさしい、手だ.......



あったかい......

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