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三郎「ったく、やっと呼んでくれたな」
尾浜「全く、早く頼りなさい」
A「!!」
黒木「尾浜先輩!」
彦四郎「鉢屋、先輩っ.....」
刀を持つ俺の前に立ち、鏢刀と万力鎖を構えていた。
三郎「俺の後輩たちの面倒を見てくれてありがとうな」
尾浜「でも、容赦はしないよ」
A「っ.....」
二人の顔は、とても恐ろしかった。
俺は震える手で、彦四郎と庄左ヱ門の目を隠した。
ものの数分で、足軽は消えていた。
尾浜「よかったぁ、見つかって.....」
三郎「流石に肝が冷えた」
彦四郎「怖かったですっ!!」
黒木「っ......」
相当怖かったのだろう。
二人は先輩に抱きつき涙を流した。
A「っ......」
俺は自分の服を握り、俯いた。
三郎「ん?A?」
尾浜「どうしたの?」
泣き止んだ二人を離し、俺に近づいた。
三郎「顔を見せろ」
そう言って、手で両頬を挟み、上に持ち上げた。
A「っ.....」
尾浜、三郎「!!」
Aのその目からは、大粒の涙が溢れていた。
尾浜「怖かったね。よく後輩を守ってくれた」
三郎「偉いぞ」
二人は、そっと俺の頭を撫でた。
A「っ、っ....ふ、ふえぇ....ひくっ、ひっく.....」
先輩に抱きつき、声を上げて泣いた。
怖かった。
死ぬかもしれないって思って.......
尾浜「偉い偉い」
三郎「怖いの我慢して、よく出来ました」
わんわん泣く俺の背中を優しく撫でてくれた。
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颯でーす!(プロフ) - みたらしお餅さん» うん!おやすみなさい!いい夢を🌙.*·̩͙ (2022年8月28日 1時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
みたらしお餅 - 颯でーす!さん» うん!!次回作、楽しみにしてる!ありがとう!私も無理しない様、頑張るね!おやすみ!いい夢を( ´ ▽ ` ) (2022年8月28日 1時) (レス) id: 66ebc3e84f (このIDを非表示/違反報告)
颯でーす!(プロフ) - みたらしお餅さん» うん!ありがとう!次回作、楽しみにしててね!みたらしちゃんも、無理しないでね!! (2022年8月28日 1時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
みたらしお餅 - あと!次回作の子が気になって仕方ない!世間知らずの子か〜面白い子そう!はやっち!更新、無理しないでね! (2022年8月28日 1時) (レス) @page23 id: 66ebc3e84f (このIDを非表示/違反報告)
颯でーす!(プロフ) - みたらしお餅さん» ありがとう!!ふふ、みんなの涙腺を刺激出来て良かった〜っ!!明日の更新も頑張るから、楽しみにしててね!! (2022年8月28日 1時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:颯でーす | 作成日時:2022年8月27日 18時