検索窓
今日:2 hit、昨日:15 hit、合計:18,481 hit

ページ14




三郎「ったく、やっと呼んでくれたな」


尾浜「全く、早く頼りなさい」


A「!!」


黒木「尾浜先輩!」


彦四郎「鉢屋、先輩っ.....」


刀を持つ俺の前に立ち、鏢刀と万力鎖を構えていた。


三郎「俺の後輩たちの面倒を見てくれてありがとうな」


尾浜「でも、容赦はしないよ」


A「っ.....」


二人の顔は、とても恐ろしかった。


俺は震える手で、彦四郎と庄左ヱ門の目を隠した。



ものの数分で、足軽は消えていた。



尾浜「よかったぁ、見つかって.....」


三郎「流石に肝が冷えた」


彦四郎「怖かったですっ!!」


黒木「っ......」


相当怖かったのだろう。


二人は先輩に抱きつき涙を流した。


A「っ......」


俺は自分の服を握り、俯いた。


三郎「ん?A?」


尾浜「どうしたの?」


泣き止んだ二人を離し、俺に近づいた。


三郎「顔を見せろ」


そう言って、手で両頬を挟み、上に持ち上げた。


A「っ.....」


尾浜、三郎「!!」


Aのその目からは、大粒の涙が溢れていた。


尾浜「怖かったね。よく後輩を守ってくれた」


三郎「偉いぞ」


二人は、そっと俺の頭を撫でた。


A「っ、っ....ふ、ふえぇ....ひくっ、ひっく.....」


先輩に抱きつき、声を上げて泣いた。


怖かった。


死ぬかもしれないって思って.......


尾浜「偉い偉い」


三郎「怖いの我慢して、よく出来ました」




わんわん泣く俺の背中を優しく撫でてくれた。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:忍たま , RKRN , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

颯でーす!(プロフ) - みたらしお餅さん» うん!おやすみなさい!いい夢を🌙.*·̩͙ (2022年8月28日 1時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
みたらしお餅 - 颯でーす!さん» うん!!次回作、楽しみにしてる!ありがとう!私も無理しない様、頑張るね!おやすみ!いい夢を( ´ ▽ ` ) (2022年8月28日 1時) (レス) id: 66ebc3e84f (このIDを非表示/違反報告)
颯でーす!(プロフ) - みたらしお餅さん» うん!ありがとう!次回作、楽しみにしててね!みたらしちゃんも、無理しないでね!! (2022年8月28日 1時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
みたらしお餅 - あと!次回作の子が気になって仕方ない!世間知らずの子か〜面白い子そう!はやっち!更新、無理しないでね! (2022年8月28日 1時) (レス) @page23 id: 66ebc3e84f (このIDを非表示/違反報告)
颯でーす!(プロフ) - みたらしお餅さん» ありがとう!!ふふ、みんなの涙腺を刺激出来て良かった〜っ!!明日の更新も頑張るから、楽しみにしててね!! (2022年8月28日 1時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:颯でーす | 作成日時:2022年8月27日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。