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番外編 お泊まり会〜王様ゲーム〜 ページ15

「これでいいだろ」
上杉君は頬を少し赤らめる。
「ほ、本当にやるんだ」
翼が驚いている。
「もう、いいだろ。」
「王様だーれだっ」
「いやおかしいだろ!!」
忍がすかさず突っ込む。
私も頬を抑えて混乱してしまう。
「命令だからやっただけだ。なんか文句あっか。」
「別にないけど…。」
命令だからやっただけ、か。
結構傷つくなぁ。
「ほら、とっととやるぞ。」
「王様だーれだっ」
「あ、俺だ。」
「く、黒木?怖い…」
「黒木君だけに黒いオーラが…」
「あれぇ、2人とも今は俺が王様だって事、忘れてなぁい?」
ギクリと私と若武が肩を震わせる。
「で、でも私達の番号わかんないわけだし…」
「そ、そうだそうだ。いくら黒木でも…、なっ!」
若武に同意を求められ、すぐさま首を縦に振る。
すると黒木君は真っ黒な笑顔になった。
「ま、真っ黒木だ…!」
「へぇ…、2人とも俺が番号わからないとおもうんだぁっ。残念な奴ら。1番が猫メイド。
4番が女用の水着。5番が執事服。」
私と若武と忍は顔を青くした。
「な、なんで1番が私だってわかったの?!」
「なんで俺まで!!」
「ごめん、俺忘れてないよ。七鬼が真っ黒木って言ったの。」
忍は、あぁ、言わなければよかったとその場で崩れた。
一方若武は
「ねぇ!何で俺だけ非がある格好なんだよ!!女用の水着って!!ねぇ、虐め?虐めだよな!」


「ブフォッ!若武、ブフォッ!!」
上杉君がもう喋れてない!!
「わー、若武似合って、プフッ!しかもビキッ…!プフッ」
小塚君も言語がわからない!!
「アーヤ、よーく似合ってるよ。勿論七鬼もね。そこの若武は…、救いようがない。ごめん。」
翼の一言で更に小塚君と上杉君が笑い転げた。
「ゔー、笑うな!俺だってすきでやってんじゃねぇっ!ってかどこにあったんだよ!!」
「俺の私物だけど?」
黒木君!ヤバイよ!!
「で、アーヤ、ご主人様お帰りなさいにゃんって言って?」
黒木君の撫で声が無駄に可愛い!
「もうっ!わかったよ!ご主人様、お帰りなさいにゃん」
顔の前にグーにした手を出す。
するとみんなは顔を赤くした。なんで?!
「アーヤは1時間そのまま。七鬼もよく似合ってるよ。ビシッとしてて格好いい。1時間ね。」
私と忍は、黒木君に逆らうとどうなるかわからなかったので分かりがよさそうにはーい、と言った。
「若武先生は、酷すぎてヘドが出るね。一生そのままでいな。」
と、ニコリと笑いながら言った。
「いや、俺の扱い雑!!言動がおかしい!」

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設定タグ:探偵チームkz事件ノート , 恋愛集 , じれじれ   
作品ジャンル:恋愛
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ホワイトノート(プロフ) - miimiさん» ありがとう! (2018年9月30日 17時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
miimi(プロフ) - ホワイトノートさん» パスワードバレたらマズイよね。全部、消しちゃうね (2018年9月30日 17時) (レス) id: 0e1db8311b (このIDを非表示/違反報告)
miimi(プロフ) - 白菫さん» ありがとうございます〜、とても嬉しいです! (2018年9月22日 22時) (レス) id: 0e1db8311b (このIDを非表示/違反報告)
白菫 - この作品、すごく好きで昔から読んでいたのですが、miimiさんだったとは…!今回、合作できるのが凄く嬉しいです! (2018年9月22日 22時) (レス) id: be2073230c (このIDを非表示/違反報告)
miimi - そのような事を言ってもらえるだけでうれしいです!これからも頑張ります! (2017年5月14日 11時) (レス) id: 0e77c97ee5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miimi x他2人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年5月8日 22時

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