好きと気づいたその瞬間から ページ14
本格ハロウィンは知っているを無視して書いていますので、ヤダという人は引き返してください。
砂原は、「七夕姫は知っている」でプロポーズしてきた。
けど、私は受け止めきれなくて断ってしまったんだ。
私は、今でも後悔してる。
今は、彼が居ない日々で毎日のように君を思っているのに。
「砂原…、早く迎えに来てよ。」
電話することだってできる。
だけど私にそんな勇気はないから。
何かの理由がなきゃ話しかける事だって気恥ずかしくて無理なのに。
すると、プルルルルと電話が鳴った。
今は留守番中だから私しかいないんだ!
かちゃりと受話器を取る。
「もしもし」
『もしもし?彩ちゃんいますか?』
嘘っ、砂原?!
「私よ。」
『よ、立花。』
彩ちゃんなんて呼び方くすぐったくて。
耳元で彼から囁かれてるみたいで。
ドキドキと胸が高鳴る。
「で、、なに。」
『実を言うと、今家の前に居る。』
「嘘ぉ!」
玄関へと行き、ドアを開ける。
すると、砂原が耳にスマホを当てて、立っていた。
「おかえり。」
わざわざ電話から伝えた。
顔を見て言うとドキドキして伝えられそうになかったから。
『ただいま』
「おかえり…。」
『ただいま』
何回聞いてもこの響きが嬉しくて。
心地よくて。
『なぁ、好きだよ。』
「…私も…」
『本当か?!嬉しい!夢みてぇっ』
砂原の手からかつんと音がしてスマホが落ちた。
背中にぎゅっと力を込められる。
大好き…これがきっと証。
好きと気づいたその瞬間から (完)
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ホワイトノート(プロフ) - miimiさん» ありがとう! (2018年9月30日 17時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
miimi(プロフ) - ホワイトノートさん» パスワードバレたらマズイよね。全部、消しちゃうね (2018年9月30日 17時) (レス) id: 0e1db8311b (このIDを非表示/違反報告)
miimi(プロフ) - 白菫さん» ありがとうございます〜、とても嬉しいです! (2018年9月22日 22時) (レス) id: 0e1db8311b (このIDを非表示/違反報告)
白菫 - この作品、すごく好きで昔から読んでいたのですが、miimiさんだったとは…!今回、合作できるのが凄く嬉しいです! (2018年9月22日 22時) (レス) id: be2073230c (このIDを非表示/違反報告)
miimi - そのような事を言ってもらえるだけでうれしいです!これからも頑張ります! (2017年5月14日 11時) (レス) id: 0e77c97ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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