episode.48 ページ1
. (裕太side.)
『・・・・・・そんな事が、あったんだ』
全然知らなかった
確かに昔はガヤもAちゃんも
名前で呼びあっていたのに
急に苗字で呼びあうようになったから
何でかなって思ってた
・・・・・・そんな事があったからなんだ。
「ごめんな慧・・・
そんな大変な事があったのにずっと黙ってて・・・・・
俺も誉も言い出せずにいたんだ」
「いや・・、俺もずっとその事実を知らずにいたんだ
俺がそれを知ったきっかけが、後輩の子が噂してるのを聞いてそれで初めて知ったんだ」
「ほんと、情けないよ。
誰よりも傍にいたのに、全然気づいてあげられなくて・・・」
「それにそんな目にあったって言うのに
太輔や誉に口止めまでして俺には話してくれなかった」
「慧・・・・・・・・・」
「でもAをそうさせたのはきっと俺自身だから・・・・・」
『だから、別れたんだ・・・・・』
慧は目だけで頷いた
「俺ではAと一緒にいても無理させるだけだ。幸せにできないって思った」
「きっともっと あの子の心を上手に開いてくれる子が現れるはずだから」
すごく切ないない顔で、そう言ったんだ・・・・・・。
慧以上の男が現れるのだろうか、
もし現れてくれてくれたなら
ありのままの彼女を、
純粋で、心にまだ傷が残っている彼女を、
毎日笑顔でいられるようにしてあげてほしい
俺は心からそう思った
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作者名:miimaru. | 作成日時:2019年6月16日 22時