episode.49 ページ2
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「ごめんねAちゃん 嫌な事思い出させちゃって」
『そんな、玉森くんが謝ることじゃないよ・・・
仲良いから何れ分かる事だし。
・・・・・でもこれで何だかスッキリしたよ
別れた本当の理由知れたから』
慧の本当の思いも・・・・・・。
『私、未練がないって言うと嘘になるけど
ちゃんと慧の事思い出にできるようにしたい』
これは半分本心で半分は私なりの強がり
『ありがとね。玉森くん』
いつの間にか来ていたパスタに目をやった
『あ、ねぇ食べよ
玉森くんゴリ押しのパスタ 凄く美味しそう』
「だね、ちょっと冷めちゃったけど美味しいから」
そう言って2人でパスタを食べた。
『美味しかったね』
「でしょ?また来ようよ 今度は宮田と3人で」
『そうだね、美味しいもの食べたし午後も頑張ろうね』
お店の前で玉森くんと別れ
会社へと足を進めようとしたその時
「Aちゃん!!!』
?
振り返ると玉森くんは立ったままだった
「さっき言いそびれたけど 俺
慧もAちゃんも大好きだから」
「慧は親友だしAちゃんは大切な
仕事仲間だと思ってる
だから何かあったら話聞くし
俺もガヤも、2人の幸せを願ってるから」
「頼りないかもしれないけど
何かあったら頼ってほしい」
『ありがとう、玉森くん本当に』
くしゃっと笑ってそのまま背中を向けて歩いて行った
玉森くんの優しさに
涙が出そうになるのをぐっと堪える
そしてまた、足を進めた
ねぇ、慧・・・・・・
もう少し、もう少しだけでいいから
まだ過去にできない私でもいいかな・・・・・・?
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作者名:miimaru. | 作成日時:2019年6月16日 22時