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マイキー「ムーチョが裏切った」
私と二人でいる時、マイキーはそう言った。
「.........そう」
マイキー「言っていた通り、伍番隊はついて行った。
三途からの連絡は?」
「まだない。
連絡できる状況下じゃないんだと思う。」
マイキー「そうか、
学校の方は?大丈夫か?」
「大丈夫だよ、
みんな入試でピリついてるだけ。」
学校に行っても入試対策だけ。
マイキー「三ツ谷も、スマイリーも居ねぇ、
どうなるか、わかんねぇぞ」
「ねぇマイキー、集会の時、私に話す時間が欲しい」
マイキー「作戦か?」
「いや、違う。」
明日には天竺との抗争だ。
そこでバレるぐらいなら、自分から話したい。
マイキー「何言うかわかんねぇけど、明日の抗争で気は抜くなよ」
「わかってるよ」
ドラケン「おい、集会始めんぞ」
マイキー「ん」
何言われてもいいように、
殴られても文句は言えない。
淡々と進んでいく集会。
私はただ、許されるか分からない現状にただ、怯えていた。
ずっと前から覚悟を決めてきたはずなのに。
今になって怖くなる。
マイキー「最後に、Aから話がある。」
私はマイキーからもドラケンからも少し離れたところに立つ。
私から話すことはいつもない。
こんな時に、なんだろうと疑問に思っている人だっているだろう。
ただ、私は最初に頭を下げた。
「ごめんなさい」
は?と何人かの声が漏れる。
マイキー「なんの真似だ、A」
頭を上げ、マイキーを見る。
「私は、“徳田”Aじゃない」
私が何を言おうとしているのか、タケミっちはわかっていて。
ドラケン「こんな時にふざけたこと言ってんなよ、」
「ふざけてないよ、
ここで言わないと、今、言わないといけないの。」
手を握りしめて、私は息を吸ってから口を開く。
「私は灰谷A、
天竺にいる、S62世代の灰谷兄弟の妹」
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美海(プロフ) - れなさん» ありがとうございます!完結は必ずしますのでよろしくお願いします! (2023年2月22日 7時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - なゆゆんさん» そう言ってもらえて嬉しいです🥹更新ゆっくりですが楽しみにしててください! (2023年2月22日 7時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく、すごくすごく大好きです。色々と考えさせられる本当に素敵な作品だなと思いました。それに文才が天才すぎます、、時間ある時にまた更新していただけると嬉しいです。完結までついていかせてください。 (2023年2月10日 12時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
なゆゆん - クロスオーバーってだけでも難しいのにどれもめちゃくちゃ面白いです!どんぐりつけ麺ってドラケンが言ったのめっちゃシュールすぎて笑えました!! 更新すっごい楽しみーーー!! (2023年1月29日 17時) (レス) @page34 id: 2f071b2218 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - ふゆなさん» ありがとうございます! (2022年12月8日 20時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2022年11月29日 22時