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私は中田の話を聞いて呆れる。
「あんた馬鹿ねぇ。
個性にも異能力にも恵まれてるって言うのに勧める道を自分で踏み外して。
成り行きで入った?
自分にあっていた?
逃げてるだけよ。
目の前の道を踏み外して明るい未来から背を背けているだけ!」
中田はチッと舌打ちをする。
中田「叱られるためにここに来たんじゃねぇんだけど。」
「この三年間で此処で何を習った、
助けられてお礼を言われた時に何も思わなかった?!
あんたは何処かで人助けは似合っていないと思い込んでいるだけよ!」
中田「関係ないだろ!!
あんただってマフィアで人殺ししてたじゃねぇか!!
探偵社に入って改心したつもりか!!」
「私は入りたくてマフィアに入ったわけじゃない
あの時は力がなかった、だからマフィアに入っただけ。
あんたは力が着いて逃げたというのにまた同じようなことを繰り返すわけ?!」
中田「マフィアに居た時点で俺の人生はもう狂ってんだよ!!」
「そう思うのなら変わる努力をしなさいよ!!」
私は立ち上がり中田の胸ぐらを掴む。
「あんたは変わるのが怖いだけだ!!!
ヒーローになれる力があるのに!!
人を助ける力があるのに!!
ヒーローになることの出来ない人を!!
あんたは踏みにじって居るだけよ!!!」
中田は目を揺らがせて。
太宰「話は纏まったかい?」
治くんの声が聞こえたかと思うと異能力が解けたのか先程と変わらない広間に居て。
中田は呆然と座っていた。
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カロ(プロフ) - なるほど!すみません理解不足でした。ご説明ありがとうございます! (2019年12月16日 22時) (レス) id: d6860b933c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - カロさん» 説明不足でしたね、すみません。ソファーの所に生徒が居ないだけであって、同じ空間には居る、という表現で書かせて頂きました。コメントありがとうございます! (2019年12月16日 21時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
カロ(プロフ) - な、なぜみんな追い出したのに瀬呂がいるんですか? (2019年12月16日 21時) (レス) id: d6860b933c (このIDを非表示/違反報告)
@草 - ノアさん» 笑 まぁどっちにしろ書いてくださるらしいので気長に待とう (2019年12月13日 18時) (レス) id: 9ed73e661c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - ノアさん» もしご希望のお話じゃなくとも、いつかは書くつもりでいるのでご心配なく! (2019年12月13日 15時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2019年11月29日 7時