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皆は黙りこくって。
｢昼間の事もそうだけど人のプライベートにズカズカと入ってきてさ.....
ほんっと、呆れた｣
私は掠れた声で言う。
出久も勝己も目を見開いて。
｢もう皆のこと友達とも思えないし、護衛もしたいと思わないよ.....｣
私は少しだけ頬を上げて。
｢ねぇ.....
もう帰ってくんない？｣
皆目を開いて静かに勉強道具を片し始めた。
上鳴も部屋から出て片し始めて。
上鳴｢本当ごめんな｣
皆静かに家を出て行って。
私は壁に背を任せズルズルと座り込む。
｢はぁ.....｣
深く溜息を着き、ポケットからスマホを取り出し、国木田くんに電話をかけ直す。
国木田『大丈夫か』
｢国木田くん、私この任務もう無理だ｣
国木田『.....社長と変わる』
電話の奥で雑音がした後、おじさんの優しい声が聞こえてきた。
福沢『A、何があった』
｢部屋を見られた.....
もう幼馴染の顔もクラスメイトの顔も見たくないんだよ.....
ヨコハマに、
ヨコハマに帰りたい.....｣
私は涙を流す。
任務を放棄したことも、失敗をした事も今までないし我儘を言ったことは無い。
だがこんなにも帰りたいと思ったこともなかった。
福沢『雄英には話しておく、
ヨコハマに帰ってこい、A』
｢、いいの？｣
福沢『辛いんだろう、帰ってきたいのなら帰って来ればいい。』
私はその言葉にまた涙を流して。
｢うん、うん.....｣
帰ろう、ヨコハマに。
私はありがとう、と小さく言い手を目に当てた。
福沢『ヨコハマで、待っている』
｢うん、うん！｣
おじさんは私に無理強いをしない。
私はそのおじさんの優しさにいつも助かっていた。
電話を切ったあとは私はパンっと頬を叩いて。
｢部屋を片そう｣
ヨコハマに帰るために
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美海(プロフ) - よりゆい。さん» 教えていただきありがとうございます.....！！ (2019年9月10日 16時) (
レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
よりゆい。(プロフ) - コメ失礼します...！あの、27話の太宰さん、芥川って言ってたと思うんですけど、多分太宰さんは芥川くんと呼ぶと思います...あと、28話の安吾も太宰さんのことを太宰くんと呼ぶはずです...指摘失礼しました。更新楽しみにしています...！ (2019年9月9日 23時) (レス) id: 58eba1b546 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美海
| 作成日時：2019年9月7日 7時
