特別養護学級の日常【カゲプロ】【男主】

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4月30日。

新学期早々に新しい仲間ができました。
まぁ、私と遥が知り合ったのも最近だけどね。
あー、そういえば遥に対する第一印象は酷かったなぁ･･･。



私が物思いに耽っている間に、遥とAはトイレに行ったらしかった。

それにしても、遅い。
もう、かれこれ20分は経っている。探しに行ってみるか。
私が重い腰を上げたときだった。



「「「「「キャアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」」」」」



･･･何とも高い声だな、おい。何なんだよ。

まぁ、予想はつくけどなぁ･･･。だって考えてもみろよ。転校生はイケメンだぞ？そして、超天然イケメン風遥のコンビだぞ？



「何このイケメン!?ヤバイっ!!かっこいいんだけど!!」


「何組の転校生!?」



ですよねー。
私は理科準備室のドアを少し開け、廊下の様子をうかがった。



貴「げっ･･･、何この人だかり。」



廊下には、人、人、人！
ただでさえ狭い廊下。もう、理科準備室の中まで人が入ってきそうな勢いだ。



遥「あっ、貴音!!助けて〜！」


A「えっ、貴音いるの？貴音ヘルプ!!」


貴「いや、無理。」



だって、ねぇ･･･



「何あの子。二人に馴れ馴れしいわ。」


「ぅ、わ。二人は私のーとか思ってんじゃない？」


「キモッ。無いわー。」



これだよ？だから無理です。ごめんなさい。
私は理科準備室のドアを閉めようとした。
だけど、遥とAが飛び込んできた。二人とも、身体は大丈夫なの？と聞きたくなるほどの飛び込みっぷりだった。勿論ドアは即刻閉めた。外から悲鳴が聞こえるけど、無視。



･･･正直、面倒くさい。これからの事を思うと･･･・あぁ、帰りたい。



遥「ごめんね、貴音。ありがとう。」


A「俺からも、ごめん。助かった。」



えっ、何だろう。照れる。



貴「･･･別に。大丈夫だよ。」



ガラッ


と、ドアが開いた。


先生がいた。何か泣いてる。



･･･今度はなんだ･･･

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