【赤司征十郎】私はたらしドS赤司君が嫌いです。2【黒子のバスケ】

意地悪が94こ ページ47

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夢主side


『ん……ぅ……、？』



朝、目を覚ましたら何だかあったかい。
ぼーっとした頭で顔を上にあげると、すぐ目の前に赤司君の顔。



「……おはよう」

『……？……ッ？！ああああ赤司君！！』



ぼっと顔が赤くなる。
抱き枕かと思って抱き締めていたのはまさかの赤司君で、恥ずかしさのあまりあわあわと言葉にならない声をあげた。



急いで退こうと上体を起こす。
すると私の事を見ていた赤司君が、咄嗟に私から目を逸らした。



どうしたんだろう……？
ふと、自分の身体を見る。
何故か裸だ。
え……？



『へ……？や、あ、赤司くっ私の事っ』

「違う」

『……っえ？』

「Aは最初ベットの上で寝ていたが、朝僕の上に寝相が悪くて落ちてきた。その時には既に裸だったよ」

『あ、う、そ……ご、ごごごめん！す、すぐ着替えるから目瞑ってっ』

「……」



私が裸だったから、赤司君は私から目を逸らしたんだ。
昨夜は気を付けようと思っていたのに、やってしまった。



早く着替えなきゃ、私のパジャマは何処？！
胸を手で隠しながら必死にパジャマを探していると、



どさっ



『……っ？』

「A」



突然私の視界いっぱいに広がる布団。
背中が重たい。
一瞬何が起きたのか良く分からなかった。



それから赤司君に押し倒されたと気付くのは数秒後の事。



「……少し無防備すぎるよ、裸で僕の上に乗っかってきて、誘っていると思われても仕方無いと思うけど」

『？！や、ぁ？！ど、退いてっ……！』

「僕がAが起きるまでどれ程我慢していたか分かる？」



私はうつ伏せ状態で赤司君に押し倒されて、起き上がろうと動いた両手は赤司君によって頭上で一纏めに拘束されてしまう。



私が動けないよう軽く体重も乗っけてきて、どうしたら良いか分からない私は耳まで赤くしながらあわあわ。



「これ」

『っへ……？』

「Aのせいだよ」



硬いものが私のお尻に押し付けられる。



「……責任取ってくれる？」



耳元で、低い声で囁かれて。
そっちの知識があまり無い私でも、その責任を取るという意味がどういう事なのかは簡単に想像がついた。



って、ことは……私、今かなり危ない？！



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