【黒子のバスケ】俺司様と僕司様に猫耳ギャルが取り合いされる話【赤司征十郎】

猫が39匹 ページ40

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ついでに言うと、赤司君弟もあたしの所に来た。
けど他の2人と違うところは



「金井、これをやっといてくれ。後これも」

『ぇ、そんないっぺんに色々言われてもあたし』

「はぁ？こんな事も出来ないのか？」

『……はぁ、相変わらず赤司君弟は上から目線だね……やっとけばいいんでしょ……』



相変わらず名字呼びだって事と、前と変わらない上から目線で横暴な態度だってこと。



小高さ……波音がたくさん仕事を頼むのは赤司君なりに前よりAちゃんの事をマネージャーとして認めてる証拠よとか何とか言ってたけど。
全然そうは思えない、すぐ人の事見下してくるから。



んで今は帰宅途中。



『……あの、さ、何でついてくるの……？』

「友達だから。……駄目？」

『……』

「Aの家に行ってみたいなって思ったから」

『はぁ？！あたし独り暮らしだから駄目だし！』

「家散らかってるって事？」

『そうじゃなくて、大体……あんた男じゃん……』

「？そうだが」

『……あたし……家に男の人あげたことないし……』

「え？」

『な、何でもない！ともかく駄目！帰って！』



さっきからあたしに着いてくる赤司君兄をどうにかしようとあたしは奮闘している。



友達ってなんつーパワーワード……
友達だからって理由で何でも出来ると思うなし、そもそも今日友達になった相手を家に入れる訳無いし、対して仲良くもないのに……それに男だし！



「喉が乾いたからAの家に行きたい」

『どういう理由？！自販機で買えばいいでしょ！』

「今お金持ってない」

『早く帰って自分ちで飲みなよ！』

「遠い」

『……じゃあ今あたしがお金貸したげるから！』

「女性からお金を借りるのはちょっと……」

『……』



何がなんでもあたしの家に来たいみたいだ。
なんとなく赤司君には口論で勝つ事は出来ない……と悟った。



多分あたしが今振り切って走っても、絶対赤司君兄は着いてくる。
足早いし、追いつかれるのは確実。



って事はもう……



『……分かった、じゃあお茶飲んだら早く帰ってよね』

「ありがとうA」



不満はたくさんあるけど少しだけ。
少しだけならと、お茶渡して早く帰らせようとか思ってあたしは赤司君の言葉に仕方無く了承した。




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