【黒子のバスケ】俺司様と僕司様に猫耳ギャルが取り合いされる話【赤司征十郎】

猫が16匹 ページ17

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……まぁ、まずまずだな。
撮影時にもしていたし、そこはさすがプロのモデルとだけあって形は出来上がっている。



が、それよりも僕が驚いたのは



「……白か。割と普通のものを着けているんだね」

『……え？…………、ッ！？？！』



短いスカートの下に見えた、下着の色。
ギャルというものはもう少し派手な色のものを着けているのだとてっきり思っていたが……



数秒後その意味に気付いたのか、金井がバッと急いでスカートを手で抑えつける。
……これも、過剰な反応だ。
普通男遊びが激しい女は下着の1つや2つぐらい見られても全く気にしない、それどころか見せつけている節もあるんだが。



「……せ、征ちゃん、め、珍しい、わね……」

「サービスをしてくれると言うから、一度だけでも受けてみようと思っただけだ」



普段は僕は見下される方では無く、見下ろす方だからな。
あいつらが驚くのも無理は無い。



「あれぇ！Aちゃんのお友達超イケメンじゃない！」



と、そこで今度は……一体誰だ。
サングラスをかけた男に話しかけられる。



『か、監督……うげ……厄介な人に……赤司君が見つかって……まじか……』



監督。へぇ、こいつが。
第一印象は大事だ、軽く営業スマイルでも1つ顔に貼り付ける。



「何この逸材！え！どこのモデルの子？！」

「只の学生ですよ」

「何処にも所属してないの？！って同じ顔もう一人居るし！もしかして双子かな？……ふむ、双子のイケメン兄弟か……」

『……なっ、ちょ、まさか！監督！』



ぶつぶつと独り言を呟き始める監督に、唐突に慌て出す金井。
どうしたんだ？眉を顰めていれば、がしっと監督に肩を掴まれた。



「君達、うちのAちゃんとタッグを組んでゲストモデルとして一緒に雑誌に載る気は無い？！」

「……は、？」

「ちょこっとだけで良いから！1回きりでもいい！」



ゲストモデル……？
スカウトでもしようという魂胆か？
金井を見ると、相変わらず少し慌てていた。



必死に監督を止めている。



『い、いいって！監督はあたしじゃ不満なの？！』

「不満じゃないよ〜！ただこんなイケメン見つけたからには放っておけないじゃない？！」

『じゃ、じゃああたしと組まなくてもいいじゃん！』



……？やけに必死だな。
そんなに僕達と一緒には嫌なのか。
……へぇ。




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