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私はただただ驚いた。


まずあれはプロポーズだったって事、
そして、私の存在を事務所に話してること。

しかも、それは結構早い段階で。
学生の時から付き合ってて、20代前半で話すとか、事務所に怒られなかったのかな…




宮「あ、でも、俺から聞いたって言わないで。
余計なこと言うなって玉に怒られそうだから」



「分かってます」



宮「ただ、一つだけ言いたいのは、
Aちゃんと別れてからの玉は、
仕事しかしてないと思うよ

ずっと忘れることなんてできなかったんだと思う」




「……」




宮「あ、攻めてるわけじゃないよ?
ただ、
俺はAちゃんと一緒にいる玉もそうじゃない玉も見てきてるからさ」




「…バチが当たったのかな。」




宮「え?」




「それなら私は幸せになんかなっちゃダメなんです」




宮「どう言う意味?」



「私のわがままで裕ちゃんと別れて、
亡くなった彼と幸せになろうとした。

けど、今その彼はもういない。

今更裕ちゃんと幸せになるなんて許されないです」



宮「そうかな?」



「すいません、私だいぶ拗らせてますよね。
思考がネガティブだから面倒臭くてごめんなさい」



宮「じゃあ、玉の幸せは?
Aちゃんの幸せを考えて身を引いた玉の気持ちは?」



「…」




宮「玉を幸せにできるのはAちゃんしかいないと思う。」


「…」


宮「もちろん、玉だけじゃなくて、
玉ならAちゃんの事も幸せにしてあげる事できると思う。

Aちゃんの幸せが玉の幸せなんだと俺からみるとそう思うからさ、
自分は幸せになっちゃダメとか思わないで。


Aちゃんが幸せじゃないと、玉の人生も幸せじゃないからさ」




「…宮田さん」





宮「俺はみんなが幸せになれる方法を見つけたら良いと思う。」





溢れ出てくる涙で宮田さんを困らせちゃったけど、
なんだかスッキリした。



宮「そう言えば玉の弟からは?」



「あ、」




スマホを確認すると1件の着信とメッセージ



涼》ごめん今美容院で早めに向かうの厳しいかも。
ってカラーがなかなか色入んなくてギリギリか逆に遅れるかも



ってメッセージ入ってたのは20分前で、



》了解
焦らなくて良いよ






「涼太くん、美容院いるみたいで早めには難しいって」



宮「そっかそっか、
まぁ、まったり時間潰し付き合ってよ」





「宮田さんひとつ聞いてもいいですか?
今、裕ちゃんが仮に結婚なんて事になったらどうなりますか?」

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ちー(プロフ) - 3人が幸せに暮らせますように! (2020年6月27日 21時) (レス) id: bb7f2490f7 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 私も3人が幸せになる事を祈ってます (2020年6月18日 1時) (レス) id: 11cc79bb34 (このIDを非表示/違反報告)
はと(プロフ) - もう、エンディングは決まっているかもしれませんが、2人がいや、赤ちゃんを入れて3人が幸せになったお話しが読みたいです。 (2020年6月17日 23時) (レス) id: bf18adaee4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 2人が幸せになれますように (2020年6月12日 0時) (レス) id: 11cc79bb34 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - 半年後で妊娠7週目は少し、遅いかもしれません。細かくてすみません。 (2020年6月9日 21時) (レス) id: 8620bd5173 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃまん | 作成日時:2020年1月13日 5時

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