元カレ10（yuta.t）

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「赤ちゃんって可愛いよね。

お客さんでもたまに居る。
小さなお子さん連れてくる方とか、

この間も2歳の女の子と0歳の男の子がいる家族で初めての飛行機の旅行を考えてるご家族でね、

私じゃない人が対応してたんだけど途中で飽きちゃってさ、
手が空いてたからずっと遊んでたんだけど、
2歳の女の子もお話が上手で本当可愛いかった」



玉「人の子でも可愛いからさ、
我が子とかヤバくね？」



「裕ちゃん、子供に怒らなそう」



玉「俺多分怒れないわ」



「でも、めーっちゃ悪いことしたら？」



玉「例えば？」



「んーー」



「上の子が下の子をいきなり叩いたり」



玉「何で叩いたか聞くよね。
そして、叩いたらいけないって教えてあげる」



「んー、じゃあ、お友達のお菓子勝手に食べちゃったら？」



玉「新しいものお友達に買ってあげて、一緒にごめんなさいする」




「じゃあ、もし子供が女の子で思春期になって、門限破ったら？」



玉「そしたら、とりあえず探すよね」



「怒らないの？」



玉「何で門限破ったか聞く」



「遊び足りなかった、なんて言ったら？」


玉「門限を作る意味話す」


「そう上手くいくかな？」



玉「だって俺の子だよ？
ちゃんと気持ちに寄り添って話せばわかってくれるでしょ」



「とんでもなくいいパパになりそうだね」




玉「いいパパかは分からないけど、
溺愛はするね、絶対」




裕ちゃんが溺愛してる姿が想像できるもんな。
男の子でも、女の子ならなおさら。







玉「うちの親は俺の年でもう俺も涼太もいて、
子育てしてたって考えたらすげーなって思って」



「うん、ほんと凄いよ。
私なんか仕事で精一杯で自分の身の回りのことも最低限しかしてないもん」





玉「家事上手いじゃん」





「最近思った。
最低限はできるけど、
得意ではない」



玉「そうなの？」




「汚いの嫌いだから掃除は好きだけど、
ご飯作るのほんとセンスないなーって」




玉「食べれたらよくない？」



「そう言ってくれるの裕ちゃんだけじゃない？」







会えなかった時間を埋めるようにたっくさんイチャイチャして、
たっくさんおしゃべりして。


あっという間に名古屋に戻る時間に。


バスだと早く東京を出ないといけないから、
帰りは新幹線。

駅まで車で送ってもらって新幹線に乗り込んだ。




高「おかえり」




「ただいま」




マンションの前で偶然会った高野くんの顔見たら、急に寂しくてたまらなくなった

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