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「そんなことあったっけ?」


涼「何度かあるじゃん?」


「涼太くん高校生の時?」



涼「そうそう」



「インタビュー?」



涼「そっちじゃない」



「えー」


思い出せないでいると



涼「一緒にいる時に電車で俺の元カノに遭遇したの覚えてない?」

「あぁ、あったね
やめといた方が良いですみたいな事言われて、私カチンときて言い返しちゃったやつだ」



涼「あの時に言われた言葉、めっちゃ嬉しくて今でも覚えてる。

見た目チャラそうだけど、内面は違うって」



「そんな褒めた?」



涼「元カノには
嘘つきかどうかは自分で判断する、って言ってくれてさ。
俺の事信じてくれたのがすっごい嬉しかった」


「そりゃそうでしょ。
初めましての人の言葉信じる方がおかしくない?」




涼「でも、少しは疑うじゃん?
そうなのかな、って。
でもAちゃんは、相手が何も言えなくなるくらい疑うそぶりも見せずに言い返してて、
マジで嬉しかった」



「そっか〜
今でも覚えててくれてるなら、いい記憶として覚えといて」


涼「ねぇ、ここの最寄り何?」



伝えれば乗り換え案内で検索し始めて



涼「駅まで何分?」


「7分くらいかな」



涼「あと3分で終電終わったわ」



「明日早いの?」



涼「明日仕事だけど早くはない」


「帰らないとダメ?」


涼「え?」



「泊まって明日の朝帰ればいいじゃん」



涼「…本気?」




「…あ、変な意味はないよ」



涼「…変な意味って?」




「電車のない弟を追い出すわけにはいかないでしょ?」



涼「弟?」



「そうだよ、
弟。


涼太くんは可愛い弟」





涼「もうガキじゃない、
酒も飲める大人なんだけど」





そう言って私の隣にいた涼太くんはジワジワたら私に近づいてくる



「大人でも、弟なのは変わらない」




涼「うるさいからその口塞いじゃおうか?」




「ふざけないで」




涼「ふざけてるのはどっち?」






鼻が当たりそうな位置にある顔
キス、しちゃうの?

そんな事を思っていたら朝見た記憶がフラッシュバックしてきて



涼「ごめん」


「…」



涼「嫌だって言ってよ」




「嫌じゃない」



涼「え?」







テーブルの上のアルコールを一気に喉に流し込んで



「嫌じゃないってば」




自分から顔を近づければ






涼「ほんとにしちゃうよ?」



なんで再確認されて



「もう、早くしてよ」





ムードも何もない。
そんな姿を見て戸惑ってる涼太くんに私からした

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りさ - 私も続きが気になります玉ちゃんとヨリ戻ってほしい (2020年1月5日 1時) (レス) id: 633db925ae (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 更新楽しみにしてました。高野くん、、衝撃の展開、、裕ちゃんとはどうなるのか、、色々気になるんで、、お話楽しみにしてます! (2020年1月3日 0時) (レス) id: a8fad90825 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - はい(*^-^*)わかりました (2019年12月24日 2時) (レス) id: 633db925ae (このIDを非表示/違反報告)
みぃまん(プロフ) - りささん» また間違いに気づいた時はご一報下さい^ ^ (2019年12月23日 7時) (レス) id: 45494441ff (このIDを非表示/違反報告)
りさ - いえいえ(*^-^*)また気づいたら教えますね(*^-^*) (2019年12月23日 2時) (レス) id: 633db925ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃまん | 作成日時:2019年10月26日 7時

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