元カレ9（yuta.t）

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荷物の整理してれば
仕事から帰ってきたママとつまみながら晩酌。


母「こうやって飲むのもできなくなるのかぁ」



「名古屋なんて近いでしょ。
ちょくちょく帰って来るつもりだし」




母「そんなこと言って、彼氏でもできたらぜーんぜん帰ってこなくなるくせに。

ねぇ、ベット持っていくんでしょ？」




「うん。
あと、チェストも持ってくね。

家具とか買いに行く暇ないし、
車ないと大型の買い物もいけないと思うし…」




母「掃除機とかは？」




「ネットで買ったよ。
あとね、電子レンジと炊飯器も」



母「食器はうちのやつ少し持って行ったら？」




「そうする」




母「あと、アイロンとアイロン台と」




「…細々したもの必要だよね。
やっぱお兄ちゃんに休んでもらえば良かったかな…」




母「ま、最初は不便だけど、
焦らずさ。
週末にはパパと行くから、足りないものはその時まで我慢して」



「ありがとう」



お母さん手作りのつまみはどれも美味しくて、
350のビール4本目



そのあと、赤ワイン飲んで










トイレから戻ると


母「あ、今戻ってきたから変わるねー」



って完全に出来上がったママは私の携帯で会話してるし



「ちょっとー、」



画面見れば裕ちゃんからで



「もしもし？」


玉「ごめん遅い時間に。」


「ううん、起きてたから」




玉「今仕事終わって、近くまで来てるんだけど」



「今から？」



玉「お母さんと一緒ならまた明日にする」



「ごめん」







母「うちにおいでーー」






真夜中だって言うのに、
大声で…



「聞こえた？」



玉「うん」



「疲れてると思うし、
明日起きたら連絡くれる？」



玉「いや、少しお邪魔しようかな」



「…少しじゃなくなるよ？」





玉「大丈夫」






そう言えば、電話切って、
しばらくしてインターフォンが鳴った。



「おつかれ」



玉「ありがと。
お邪魔します」




シャワー後って感じで髪もセットされてないし


「…大丈夫？本当に」




玉「なんで？」




久々の裕ちゃんだし、仕上がってるからママもテンション高い





「裕ちゃん何飲む？」



玉「あ、何でも」




3人で乾杯。



そういえば3人で飲むのって初めてかも。




母「ここに裕ちゃんのママもいたら良いのにねぇ」



玉「じゃあ今度、席設けます」



「裕ちゃん、いいってそんな」



母「息子の元カノなのにいつまでも可愛がってくれて、ママはちゃんとお礼がしたいの」

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