元カレ9（yuta.t）

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「ごめんて？」



玉「絶対俺のせいでしょ」



「ぎっくり腰って誰にでもあり得るんだよ」




玉「でも、俺のせいだわ」



「んー、そうかもねぇ、
大分攻め攻めだったし」



玉「…ほんと気をつけるわ」



「でも、すっごく良かった」



玉「…///ばか、ばか」



「言わせたくせに」




玉「今リハ室なんだけど」



「ニヤニヤしてるとみんなにバレちゃうね」




玉「ホントだわ。
後輩とかいるのにめちゃ変なやつだと思われる」




「クールな玉森くんのイメージが崩れちゃう」



玉「人見知りなだけで、そんなクールじゃないけどね。
あ、ごめん、そろそろ行かなきゃ」


「うん。頑張って。
電話ありがとうね」



玉「こちらこそ。
また連絡する」




「はーい」


玉「何か言うことある？」





「すーき！」







玉「ふーん、
俺も


またね」



言わせといて、自分は周りを気にして言わない。
だけど、どんな表情してるか想像つく






…電話すると会いたくなるじゃん




あーあ、何にも手につかなくなったー





ゴロゴロしてたら、眠っちゃって。

気がついたら



「え？」



高「おはよ」



「あれ？」



高「ごめん、勝手に入って…
連絡しても出ないし、
ピンポン鳴らしても出ないから
何かあったのかと思って…」




「あ、ごめん、疲れて寝てた」



高「これ、もう返すね。」



ってテーブルの上に置かれた合鍵


「ありがとうね」



高「…Aちゃんご飯は？」




「ごめん、食べたくて帰りにラーメン食べてきちゃったの」



高「そっか…じゃあ俺帰るね」






「うん。色々心配してくれてありがとう。
またね」




玄関先で見送ったけど、
いつもの笑顔じゃない気がした






明日はお店の定休日。

映画でも見てゆっくりしよう、と思って
お風呂に携帯を持ち込んだ




2時間、汗ダクダクかいて、
さっぱり。


…飲んじゃお




冷蔵庫に1.2本チューハイ残ってたはず。

って思って冷蔵庫を開ければ



「え？」



缶ビールとチューハイと


ワインまである



「…高野くん？」





携帯から高野くんの連絡先を引っ張ってきて



電話をかければ



高「もしもし？」



「あ、ごめん、今電話平気？」



電話の奥で人の声がした

高「うん、どうしたの？」



「冷蔵庫にお酒入ってたんだけど、
これって高野くんだよね？」



高「あー、いいよ、飲んじゃって」




「もしかして一緒に飲もうと思って持ってきてくれたの？」

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