元カレ9（yuta.t）

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疲れ切ってるのに、
話は尽きなくて

お互いに仕事の話して、


きっと私が先に寝落ちた







「裕ちゃん？」



玉「ごめん、そろそろ出ないと」


「もう？」




時計を見れば朝の6時前で
電気もつけずに身支度をしてる

玉「勝手にシャワー借りた」


「うん。
タオルとかすぐ分かった？
起こしてくれたらよかったのに」


玉「色々勝手に開けて探した。」



「全然いいけど。
今日仕事なの？」



玉「うん。でも昼から」




「そっか…
疲れてるのにありがとう」




玉「俺も会いたかったから
それと旅行ごめんね。一緒に行けなくて」



「ううん。
1万円生活頑張ってね」




玉「1ヶ月は用意されたアパート暮らしになるから
自由な時間なくて連絡できないけど、
終われば少し落ち着くはずだから」




「分かってる。
大丈夫だよ。

それより、無理しないでね」




玉「分かった。
じゃあ、行くわ」





玄関まで見送り




ギュッとハグして


玉「またね」



「うん。
行ってらっしゃい」






薄く明るくなり始めた空。
荷物を抱えて玄関で見送った






少し早いけど、
そのまま仕事へ行く準備。



「腰イタ」




なんか、違和感。



シャワー浴びて、
かがんだ時に



「イタっ」




腰から鈍い音がした




「やばい」



腰を動かすと痛い…



泡を流して
お風呂からゆっくり出る




「…どうしよう」



いつもならあと30分で家出る時間。



なのに、私はお風呂から出たまんま。
なんなら、タオル使って拭いてないのに体乾いちゃってきてるし





携帯で腰が痛い、動かせない


って検索すれば


ギックリ腰 ってワード




「えー、まだ20代前半なのに」




よく見れば、若年層にも多いらしい




「イタタタ」




腰を動かせないから同じ体勢で居すぎて足が痺れてる



一人で痛みに悶えててもただ時間が経つだけで





「あ、おはようございます」


支店長に電話した


ギックリ腰っぽくて、と話せば

支「病院行けるか？」


「様子見て行ってきます」



支「今日はとりあえず大丈夫だから」



「すみません…」




支「高野と同じマンションだろ？
高野に連絡して助けてもらえ」


「いや、でも…」



支「遠慮したって、一人じゃどうにもならないだろ」



「…はい」




電話切って、
助けて貰おうか連絡しようか迷っていれば





「もしもし？」

高野くんから


高「Aちゃん？今支店長から連絡あってさ
大丈夫？どんな状況なの？」

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