元カレ9（yuta.t）

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あっという間にGWに入る。

毎年裕ちゃんにはGWなんかなくて、
私は9連休。

大学の友達との約束と、
中学のメンバーで飲もうって話があるだけで、予定はなくて…


あまりギチギチに予定詰め込まなかったんだよね。




連休2日目、
初任給で、家族にプレゼントを買いに駅まで歩く




？「Aちゃん？」


そこには裕ちゃんのママの姿




「ご無沙汰しています」



玉母「仕事はどう？
ってまだ、研修期間中だからわからないか。

GWは暦通りに9連休なの？」



「そうなんです。」


さすが大手ね、なんて言われたけど
研修期間中だけで、来年の今頃は絶対働いてるよね。




玉母「どこまでお出かけ？」



「新宿かなーって。
初任給で両親にプレゼント買おうかと」




玉母「私も新宿に買い物行こうと思ってたの。


プレゼント絶対喜ぶね」




「食べ物より、形に残る方が良いですかね？」



玉母「どんなものでもその気持ちが嬉しいんだから」



って言われて悩む。




新宿着いてからも、一緒に洋服、化粧品、
そしてプレゼント。


一緒に見て回った。



就職祝いって名刺入れプレゼントしてもらっちゃったし。




だけど私もこっそり、
裕ちゃんのママにプレゼントを用意した。


一緒に化粧品売り場で買おうか悩んでいたリップ。


派手かな、って躊躇してたから。

限定だし、後悔して欲しくなかったから。






玉母「GW予定詰めたの？」



「それが全然で。
暇なんですよね」




玉母「えぇ、明日良かったら、サーフィン行くんだけど一緒に行かない？
また砂浜BBQやるの。

涼太も友達と約束あるって行かないし、明日はパパと二人なんだよね」



「BBQいいなぁ…でも、いいんですか？」




玉母「もちろん」






便乗させてもらう。

朝の3時に出発っていうから、
実家まで迎えに来てもらう約束をして。





「楽しみだなぁ」




BBQもだけど、
明日はサーフィンデビューしてみるから








駅について、


「あの、これ」



玉母「え？」




「私からのプレゼントです」




玉母「え、待ってこれ」




「じゃあ明日よろしくお願いします！」


玉母「え、ちょっと」



「明日早いんで帰って即寝ます！！

お迎え待ってます」




裕ちゃんのママがアタフタしてるうちに強引に帰ってきた。




明日の準備をして、目覚まし2時半にセットして。
8時にベットに入ったけど寝れるわけもなく。




でも22時には寝て、目覚ましで起きたけど空はまだ真っ暗

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