元カレ9（yuta.t）

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高「彼氏、どんな人？」



「どんな人かー
それって外見？」




高「外見も内面も」



「外見はねー

私より20センチくらい背が大きくて、
顔がちっちゃくて、手足が長くて、
細いんだけど程よく筋肉あって

色が白い」



高「モデルじゃん」




「そうだね。
モデルっぽい」





高「内面は？」




「んー、おっとりしてて、
優しくて、

結構自由人 。

人見知りで負けず嫌いなところもあるかな」




高「人見知りなの？」



「うん。なんか年々酷くなってるかも」




高「人見知りの彼とどうやって知り合ったの？」




「高校の同級生だったの」




高「そっかぁ、
もしかして、そこからずうっと？」






「一度別れて他の人と付き合った事もあるけどね」




高「でも、元サヤに戻ったんだ」




「そうだね。」




これをお昼の定食屋さんで、
ご飯を急いで食べながらの会話




「でも、さっきの、なんで聞いたの？」




高「え？」



食べ終わって、帰社しながらの会話

「どんな人？って」



高「あぁ、
どんな人ならAちゃんみたいな彼女できるのかな、って思って」




「高野くんは、今出会いがないだけで、
今のままで全然いいと思う。」




高「ありがとう。

あとは、会話力でしょ？」




「私と話してる時みたいに普通に話せば良いのに。

って思うけど、
意識してると難しいか」








会社戻って、
午後の業務。


この日もなんだかバタバタで。
初歩的なミスして変な汗かいたし、



久々の残業して、


「お疲れ様です」





挨拶して、お店を出て




「お腹すいた…」





駅前の居酒屋に入って軽く飲んで食べて帰ろうかな。


って外から様子を伺ってれば




高「お疲れ」




「あれ？」




高「何してるの？」





「いや、もう疲れたから食べて帰ろって思って。

ってかそっちこそ何してるの？」





高「夜の散歩」



「散歩？」






高「…そう、散歩」






「そっか。じゃあ、また明日」




高「…あのさ、」




「ん？」






高「作るのめんどくさいなら、うちで食べない？」





「もう22時になるのに高野くんまだ食べてないの？」




高「…あーまだ」





「じゃあ一緒に。
でも、これから作るとか大変だから
テイクアウトしない？」






高「餃子で良ければ、あとは焼くだけでなんだよね」




「え？」




高「作りすぎちゃったからさ。
餃子でよかったら一緒に食べよう」





「…いいの？」

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