サボりの絵描き【翡翠蕾樺】 ページ26
入学式が終わった後、教室には行かずにハーさんとアーさんを連れてそこら辺をぶらつこうと思い、寮にハーさんとアーさん、プラスで武器を取りに行った。
今日はユーリと言う友達が出来た。
いや�・、あん時アタシよく地図持ってたな。
まあ大方ハーさんとアーさんが、どっかに持たせてくれてたんだろうな。アタシが持ってるとか有り得ない。探すのすらメンドクサい。
「ハーさん、アーさん、お前等はホントに賢いなぁ�・」
部屋に入って早々に、ピョコンと肩に乗ってきた二匹をそう言って撫でると、グルグルと喉を鳴らす。
入学式だから、と言って一応持たないで置いておいたトンファブレードと大鎌、それと絵を描く道具が一式入った鞄を持ち、何処かへ出かけた。
適当にそこにあった大きな樹に登り、絵を描く。
よし、蝶の絵にするかな。
そう思い、鉛筆で描いていく。
サカサカと色鉛筆で色を塗って完成、っと。
うん、なかなか良い出来。
膝に乗っているハーさんとアーさんを一撫でして、蝶の絵にクルリと指で丸を描いた。
「なかなかどうして……幻想的じゃない?」
先ほど描いた絵が動き、蝶が空に飛んでいく。
何回も何回も指で丸を描くと、丸を描くたびに蝶が出る。
他の人から見たら可笑しな事だろう。樹から蝶が出て来るんだから。
よし、次は花にしよう。
そう決めてまた絵を描き始めた。
4人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
闇兎(プロフ) - 更新しまーす((⊂(`ω´∩)シュッシュッ (2016年2月2日 12時) (レス) id: f26cab7447 (このIDを非表示/違反報告)
如月蒼(プロフ) - ユーリさん» うちのもそうですね…… (2016年1月29日 21時) (レス) id: 155e4c376f (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - 如月蒼さん» どうせ弾くんだからいいや、みたいな(( (2016年1月29日 21時) (レス) id: 36aa2ca2e1 (このIDを非表示/違反報告)
如月蒼(プロフ) - ユーリさん» あら……そこは気にしましょうよ… (2016年1月29日 21時) (レス) id: 155e4c376f (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - 如月蒼さん» 侑李は時々盾にされるけど気にしないですね多分((( (2016年1月29日 21時) (レス) id: 36aa2ca2e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ