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授業はいつものように普通に終わったが、やはり今までよりも視線を感じる気がする。


『ねぇ、鈴ちゃん。私、なんかしたのかなぁ?』

「うーん…ごめん、分かんない。今日、Aちゃん何か噂されてるね。」

『うん。そうなんだよね。』


鈴ちゃんにも分かんないならどうしようもない。


まぁ、コソコソしている噂話を聞いている限り、鬼狩りとバレた訳ではないようなのであまり心配はいらないと思うが。



でも、やっぱちょっと気になるなぁ。



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その疑問は、放課後の部活で謎が解けた。



放課後、私はマネージャーの為これまでと同じように早めに部活に行き、準備をしていた。


そして、まだ誰も体育館に来ないうちに水道へ行き、ドリンクを用意していた。


気づいたのは、水道から帰ってきた時だった。



「きゃー!黒尾さんかっこいい〜♡」

「今のリエーフくん見た!?超イケメンだった〜♡」



な ん な ん だ こ れ は



確かに、水道にいる時は今日ちょっと騒がしいなぁ〜とは思ってたけど、まさかファンが復活しているとは。


『…黒尾さん、いつもあんな歓声の中練習していたんですか?』

まだ部活は始まらないので、近くにいた黒尾さんに尋ねてみる。

「まーな。これまで静かだったからそれに慣れちゃって今は鬱陶しく思えてくるけど。」

そう言って黒尾さんは苦笑いを浮かべた。

『そりゃあ、こんな歓声の中だったらあまり集中出来ないですよね…。』


逆にこの歓声を鬱陶しいと思っていなかった前の黒尾さんがすごいですよ。


『そういえば、なんで急にファンが復活したんですか?』

「Aがまだ襲われてないからもう大丈夫だって思ったらしいよ。」


黒尾さんの代わりに近くにいた研磨が応えてくれた。

なるほど。マネージャーなのに襲われていないから視線を感じていたのね。


でも、それは私も疑問だし、それに何より、


まだ鬼がいなくなったって決まった訳じゃないから、正直ファンは来ないで欲しかった。



また犠牲者が出たら大変だ。


私のせいで、安易に此処に来て襲われるなんてあってはいけない。


『そうですか…』


今日は、私はいつもより気合いを入れて部員を観察しなければならない。





被害があってからでは遅いのだから。









______大切な人を失った経験があるからこそ、


もう誰にもその思いをして欲しくない______






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赤兎(プロフ) - フレフレ組尊いさん» そんな事を言って頂けて嬉しいです…!!頑張ります!!!ありがとうございます!!!!! (2020年6月20日 14時) (レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - 赤兎さん» それなです。こんな素晴らしい作品を作ってくれてありがとうございます!更新頑張ってください!! (2020年6月19日 1時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - =クロスオーバーって最高。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - 好きなアニメ×好きなアニメ=最高 (2020年6月16日 0時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - 無月来夢さん» 研磨良いですよねぇ…!私も大好きです!!コメント嬉しいです有難うございます!! (2020年6月14日 17時) (レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤兎 | 作成日時:2020年5月24日 12時

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