雨音 ページ2
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ホームに降り立つと、案の定、ホームの屋根を叩きつける雨音が響いていた。
「…はぁ、」
そそくさと歩いていく人並みに対抗するようにゆっくりと歩を進めた。
改札を抜けるとそこは土砂降りで。
タクシー乗り場も、バス停も、たくさんの列ができてた。
…歩いて帰れる距離だし、いつもならタクシーに乗るまでもないけど。
さすがにこの雨…
ぼーっと降り注ぐ雨空を見上げる。
しばらく待って、雨足が緩んだら帰ろっかな…
そんなことを思いながら、スマホを取り出す。
……LINEは未読スルーですか、
夕方彼氏に送ったメッセージは6時間たった今でも既読になってない。
電源を落してバッグにスマホを突っ込んだ。
ささやかな抵抗。
最終電車だったのもあって、駅の構内も人が疎らになってくる。
ひとり、またひとりと
人影は去っていって。
気づいたら、ほんの少しだけ離れて立ってる若い感じの、背がスラリとしたおにいさんと。
あたしだけになっていた。
…おにいさんも、傘、ないのかな？
なんて思わずじーっと見てしまった。
不意にこちらを振り向いたおにいさんと、目が合う。
「あっ、」
「あ、っ、えとっ、」
なぜかキョロキョロし出すおにいさん。
いやいや、ビジュアルいいんだから、そんなキョドらなくても、笑
クスクスわらって
「おにいさんも、傘、ないんですか？」
そう尋ねると、
「あ！うん、そう、傘がなくてね？マネージャー…知り合いがここまでこいってゆーから来たんだけどさ、まだ到着してないみたいでさ」
なんだ、ちゃんと喋れるじゃん、笑
それにマネージャーって、
ホストかなんかなのかな？
「そっか、お互い動けないね？」
「おねえさんは？」
「あたし？あたしは…天気予報に振られた」
って、ちょっとおどけてみせる。
「これで今月もう3回目。いい加減、折りたたみ持ち歩かなきゃ、かなぁ…」
そういうと今度はおにいさんがくすくす笑い出す。
「3回も振られてて、持ち歩いてないの？笑」
「あ、馬鹿にした！折りたたみ忍ばせてたら負けた気になるじゃん！」
って、
変な意地をはる、可愛くないあたし。
その時、
「お待たせしました！」
って傘を持って駆け寄ってくるスーツ姿の、おにいさんより少し若いくらい？のマネージャーさんらしき人が声をかけてきた。
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れなこ(プロフ) - いきなりコメントすいません！初めまして！とてもこの作品気になって初めから読みたいんですが、パスワードの方教えていただいてもよろしいでしょうか？？ (2019年12月25日 18時) (
レス) id: efb1a479d1 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - ろりぃさん» ろりぃさん、はじめましてー！コメントありがとうございます！嬉しい！翔ちゃんとどうしましょうか・・・←え？wそれはおいおい・・・(爆)楽しみにして下さってて嬉しいです☆ (2019年10月5日 12時) (レス) id: c9577ff471 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - ともさん» ともちゃん、お？切ない！？ありがとう！！嬉しい！ね、これどーなるんだろぉね。修羅場があるのは間違いない(爆) (2019年10月5日 12時) (レス) id: c9577ff471 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - kuronekoさん» あはwやっちまいました！きっと、やっちゃってますwwあたしもどぉなるかわかんない笑！最後だけしか考えてないー！やばばばー (2019年10月5日 12時) (レス) id: c9577ff471 (このIDを非表示/違反報告)
ろりぃ(プロフ) - 翔さんとどうなるのー？！それ以上に相葉さんとはどんな風に過ごすのー？！とか気になります！お話楽しみにしてます！ (2019年10月1日 18時) (レス) id: b196cd5c23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和紀☆
作成日時：2019年7月20日 8時
