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温もり ページ4

Noside



「おじーさん?」



ヒョコッと顔を覗かせるA。



「おぉ!A、よく来たなぁ!」



Aに“おじーさん”と呼ばれてる者。
名を、猿飛ヒルゼン。
木の葉隠れの里の火影だ。



「どうしたんじゃ?そのアザは!」



身体中、傷やらアザのあるAに火影は眉を潜める。



「ちょっとケガしちゃったの。」



そう言って、口の端を無理矢理あげるAに火影が眉間にシワをよせた。



「……ちょっと、おいで。」



火影に呼ばれ、近づくAの頭に手がのせられる。



「…おじーさんの手、あったかいね。」



Aは、頭にのせられた手を自分の目元に当ててそう言った。



「あったかいね。」



Aは何度も繰り返す。

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作者名:エビ猫 | 作成日時:2018年7月28日 19時

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