【カノキド】 相思相愛

story42　デート！？ ページ45

キドside

カノ「佐藤さん行っちゃったね。」


キド「あぁ。」


カノ「Aさんに用でもあったのかね。」


キド「な。」


カノ・キド「「・・・。」」



何でだろう。


いつもカノと2人っきりになるとそっけない態度を取ってしまうんだ。




カノ「…つぼみ、何か機嫌悪い？」



キド「そ、そんなことない；；」



しかも、誤解されてしまう。


寂しがりやのコイツは少し面倒くさいらしい。



カノ「あのさぁ、つぼみぃぃぃぃいい！」



ぼーっとしながら目玉焼きを口に含もうとした瞬間、カノが大声を上げた。



キド「な、なんだよ？」


急な展開に俺も動揺を隠せない。



カノ「今日は暇ですかぁあああ！」



キド「暇だけど...なんなんだ？」



カノ「い、一日僕と付き合ってくれませんかぁああああ！」


キド「え、あ、はい...？」



カノ「そう、じゃあね♪」



キド「おう？」



(ギィィ



そのとき、俺は気付いた。



好意を持った男女が共に出かける事を



世の中では「デート」と呼ばれることに。





キド「で、デートぉおおお！？」




ダダダダ...



そして何故かお姉ちゃんまでやってきた。



A「つ、つぼみ デートだと！？」




カノと俺との仲を、お姉ちゃんはあまりよく思っていないので



言い出しずらかった。



しかし、


A「(ﾌｯ つぼみ、お前が決めた事なら私は何も口出しはしないさ。」
　



キド「お、お姉ちゃんッ！！」



案外 好意的な姉に感動してしまった。




お姉ちゃん、大好き！

story43　道連れ→←story41　スズメ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す