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これから ページ23

アイリスさんからそっと乗せられたホットタオルは程よい温かさでぐっすり寝たはずなのにまた、眠気を誘ってくる。

『暖かい……』

そう呟いた時クァと自分の口から欠伸が漏れ出た

ア「フフフ、眠たいんですか?」

アイリスさんに笑われて少し恥ずかしくなった。

『す、すみません。あんなにねたはずなのに……』

ア「分かりますよ!寝たのに寝足りないって気持ち!」

アイリスさんにすごく強く肯定された。

『あ、あははは』

ア「あ、す、すみません……」

どうやら自分がアイリスさんの勢いに引いているのが分かったのか、アイリスさんは恥ずかしそうに服を弄り始めた。

か、可愛い………。

その時コンコンと扉をノックする音が聞こえてきた。

アイリスさんは自分にアイコンタクトで入っていいか聞いてきた。それに自分は頷き許可を出す。

ア「はい!どうぞお入りください!」

ガチャと扉を開けたのは変な言葉が書かれているキャップを被った火縄中隊長さんだった。

というか、なんだあのキャップ(赤信号皆で渡れば怖くない)って書いてあるぞ。いや、ダメだろ消防官がそれ被っちゃ。

自分が帽子に気を取られている間に2人の間で会話は進んでいたようで不意に自分へと話しかけられた。

火「すまないが車椅子に乗ってくれ。場所には俺が押していく。」

『あ、はい』

自分の返事を聞いたあと火縄中隊長さんは多分車椅子を取りに行ったんだと思う。ていうか殆ど反射で返事をしたからどこへ何をしに行くのかを聞いていなかったけど大丈夫なんかな?

それとなく聞き出してみるか。

『あの、アイリスさん』

ア「はい、心配しなくても大丈夫ですよ。」

自分が不安そうな顔をしてアイリスさんに話しかけたものだからアイリスさんは自分が不安がってると思ったのかニコリと優しく笑いかけながら手を握った。

和むなぁ………。

いや、違うそうじゃない

『いや、そうじゃなくて』

車椅子→←涙



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翡翠(プロフ) - 面白くて続きが気になりました!無理のない程度で更新頑張って下さい。応援してます! (2022年4月3日 3時) (レス) @page26 id: 585f4fa9d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜双樹 | 作成日時:2021年10月17日 21時

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