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覚悟ページ12

「自分は、さっきの保護の話、正直有難いです」

有難いと言う言葉を聞いて森羅が噛み付いた

森「じゃあ！なんで！」

森羅のその先の言葉を言わせないように大声で

「でも！」

と言った。

森羅も自分の大声で1度落ち着いたのだろう、いっぽ前に出ていた足をゆっくりと戻していった。

「自分の身は自分で守るそんな陳腐な、在り来りな言葉ですけど、自分はそれを実行したい。それに、どうせここで保護されるなら自分の炎を使いこなして自分自身を母を守りたいんです。だから、自分を第8に入れて下さい！お願いします！」

自分は覚悟を伝えるために勢いよく頭を下げた。

その自分の様子を桜備大隊長さんは真剣な顔つきをしながら森羅はワタワタと慌てながら見ていた。

多分、二、三分程たった頃だろう桜備大隊長さんが口を開いた

桜「特殊消防官になるには、特別な訓練と、炎を扱う心得と炎に負けない心がいる」

自分はバッと頭を上げしっかりと桜備大隊長さんを見た。

桜備大隊長さんの目は真っ直ぐ自分を射抜いていた。

桜「そして、最後に焔人になってしまった人への心からの祈りが大切だ。きつい現場もある。それでもお前は特殊消防官になりたいか」

自分もしっかりと桜備大隊長さんの目を射抜くいや、貫く程強く見た。

しっかりと自分の意志を覚悟を伝えられる様に

フッと溜息のような、吐息が桜備大隊長さんから漏れ出た

桜備大隊長さんはゆっくりとこちらへ近づき、思いっきり自分の背中を叩いた

バンッ！！！

「いｯ！！！！」

痛った！！！？！？

どんだけ馬鹿力なんだこの人！！！

桜「おめでとう！！これからお前も俺たちの仲間だ！！！」