4話 ピアノコンクールと当日の朝 ページ4
あっと言う間に2週間がたとうとしていた。
「真ちゃん、ついに明日だね」
「ああ。」
「人事を尽くせよ?」
「勿論なのだよ」
「じゃあな!真ちゃん!」
「さようならなのだよ」
かずは家の近くに住んでいるらしく一緒に登下校している。
俺は家までの経路をゆっくりと歩いてゆく
ガチャ____
「ただいま」
「「「おまえりなさいませ、真太郎様」」」
帰ったらすぐメイドや執事が俺の身の回りの事をする。
俺はこの日常が嫌いで仕方なかった。
「じゃ、俺は上でピアノの練習をしてくるから後は頼む」
「承知いたしました。真太郎様」
早く俺は自室に戻りピアノへ向かった。
明日の為に。
かずの為に。
今日は散々ピアノの練習をした。
そして、今日はいつもよりも早く寝た。
_________
次の日は、晴々しい朝だった。
「おはようございます。お父様、お母様」
朝からお父様とお母様に会ってしまった。
いつもは会わないのに。
「おはよう、真太郎。昨夜はよく眠れたかい?」
「はい!とてもよく眠れました!」
「それはよかったですね」
「朝食を食べ終わったらピアノの練習をしなくては」
「いい心がけだ。今日、楽しみにしているよ」
頭を撫でられるのは純粋に好きだ。
本当に愛でられているのだと実感することが出来るから。
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星夏(プロフ) - ゆりのさん» 有難う御座います!!がんばりまっせ((暁巳くん人気っすねwww (2013年1月3日 0時) (レス) id: 8d0624c42c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星夏 | 作成日時:2013年1月2日 2時