検索窓
今日:3 hit、昨日:8 hit、合計:60,886 hit

14話 ページ15

緑間side


小さい頃から妹のように眺めてきたA


もちろん、俺の妹ではないしましてや高尾の妹でもない


そんな彼女が高校生になって妙に色っぽくなって行ったことには気付いていた


俺は恋愛経験が豊富な方ではない

好きな人なんてできない。自分が一番だから

それが俺の恋愛論だったのだよ


Aに抱く感情は、母性のような、愛情のような
温かい感情ばかり

好きだなんて考えたこともなかった



彼女は今、何を口にした?


俺を、好き、といったのか


いつから?…ずっと、っていつからなのだよ




もともと高尾とルームシェアが終わった以上、彼女を俺の家に呼ぶ必要はなかった


さらに生徒からの目撃情報なんかもあって、俺は割と彼女を守るために距離を置くべきだと忠告も受けていた


…それでも彼女を家に呼んでいた理由はなぜなのだろう


お昼の時間がとても短く感じるほどに考え事をして、長かった1日が終わった


もし仮にこれを家で言われていたら、俺は彼女を家に返すことができただろうか


無理矢理唇を合わせたりして殺されていたかもしれない


学校では絶対にそう言った失態は起こさない自信があったから家に呼ぶのを躊躇した



俺はシャワーを浴びながらAについての色々な思い出であたまを巡らせて


この少し苦しい感情がなんなのかわからないまま、ふかふかのベッドで眠りについた

15話→←13話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
109人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

M - 安定の面白さ。黄瀬じゃないのに、、、今まで緑間普通だと思ってたのに、、、今日、りんさんが書いてくれる緑間に惚れましたw更新頑張ってください! (2020年12月6日 14時) (レス) id: 5e52fa6283 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りん | 作成日時:2020年12月6日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。