141話 ページ42
Aside
「んじゃあ、前回よりちょっと人数減っちゃったけど！！乾杯！！！！」
「「かんぱーーい！！」」
普通なら楽しいはずの合コンが、天気のせいか、私にとってはとても重々しい空気で始まって
こんな気持ちのままじゃダメだと感じた私は
高くグラスを突き上げて明るい声を上げた
今回は本当に女子の人数と男子の人数が同じで
前よりも合コン感の強い合コン
カップルになった例の2人は変わらずいちゃいちゃしていて
そんな2人を見ながら私はグラスに口をつけた
目の前に座るのは噂の彼
前回はあまり印象に残っていなかったけど
何かどこか少し心に引っかかるような気がする
なんてそんなことを思いながら顔を眺めていたらそっと視線が重なって
恥ずかしくなった私はすぐに目を逸らしてしまった
「ん、何？」
彼は同い年のはずなのに、とても大人びていて落ち着いている
「あ、ご、ごめん、なんでもないの」
なんだそれ、と自分でも思う
明らかになんでもないわけはないが、緊張で咄嗟に出た言葉はそんな程度のもので
少しどもってしまった私に彼は優しく口を開いた
「この間は、あの後“真ちゃん“のおうちに行ったの？」
まさか彼の口からそんな言葉が出ると思っていなかった私は驚きながら顔をあげる
「え、！？あ、いや、別に…真ちゃんはお兄ちゃんみたいなもので、…そ、そういうのじゃないから」
私が少し慌てながら答えると、彼はまるで羨むように鼻で笑って、「そっか」と口にした
今までの男はみんな、俺は君のこと少しいいと思ってたから妬いちゃったよとか、そんな男やめて俺のこと好きになりなよとか
そんなこと言ってきたやつばっかだった
だんだんとざわざわ騒ぐ胸に逆らわずにそっと彼の顔を見ると
彼は横で騒ぎ出す男の人に笑いかけながらも、どこか少し遠くから見ているようなそんなオーラを放っていた
「イッキ！イッキすっから！！」
「はは、やーめーとーけって、ほら、」
そっと他の男の人からグラスを取り上げた彼の腕はとても逞しく、そしてとても透き通るようなきめ細やかな白い肌で
塩顔からは想像できないような逞しい体がどっかの誰かさんを彷彿とさせて
途端に顔が熱くなる
ダメだ、今日、やっぱりおかしい
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りん(プロフ) - Mさん» んもーーそろそろクライマックスですよ〜ぅ！！心の準備はいいですかぁぁぁぁぁぁぁっっ笑 (2021年5月28日 9時) (
レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
M - というか！！！今日のなんですか。あれは、あきまへんよ。あんなとこで止められたらワクワクしすぎて吹っ飛びます。余裕で宇宙ぐらいまで飛んでいってしまいます、、、ｗｗｗ更新待ってます(о´∀`о) (2021年5月27日 20時) (レス) id: fb481de1a8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 消さないでくださいね？！絶対消したらダメですよ。自分めっちゃ楽しんでるんで、、、消されたら辛いです(´；ω；｀) (2021年5月27日 20時) (レス) id: fb481de1a8 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - Mさん» いや〜、自分でも黒歴史積み上げてるだけだなぁって思いながらやめられなくなりました。恥ずかしさで死にたくなったらいつか消します笑笑笑笑 (2021年5月23日 10時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
M - コロナ、最近すごいですよね。。。全国的に。いっつもニヤニヤしながら読ませて頂いてます。なんだろう。やっぱ、りんさんの選ぶ言葉とか書き方にすごく惹かれます。更新待ってます(о´∀`о) (2021年5月22日 1時) (レス) id: fb481de1a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2021年4月13日 10時
